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ミスタープロ野球 長嶋茂雄追悼号

東京六大学野球連盟 長嶋茂雄さんへ哀悼の意

 

半旗で優勝決定戦を開催。閉会式で立大は喪章をつけ、6校の選手、関係者、観客が黙とう
写真=矢野寿明

6月4日の優勝決定戦は半旗が掲げられ、閉会式で立大の選手は喪章をつけて行進


 長嶋茂雄さんが亡くなった6月3日、NPB公式戦で黙とうを捧げる事実を受けて、3日夕方までに内藤雅之事務局長は「連盟としての弔意を表す」と、4日の優勝決定戦で対戦する早大と明大から了解を得た上で、連盟理事にも共有し、半旗を掲げての開催を決定。立大からは、喪章をつけて行進したいとの意向があり、同連盟は了承した。閉会式では長嶋さんの立大時代を振り返る画像、生前の活躍が紹介され、サイレンとともに約30秒間の黙とうがささげられた。

式の冒頭ではビジョンに画像が映し出され、功績が紹介された後、黙とうをささげた



 閉会式後、立大・木村泰雄監督は「優勝して日本一になれば、お会いできる機会もあるかもしれないと思って頑張ってきましたけど、そこまでの力がなく、非常に残念に思っています。長嶋さんは大学時代からものすごく厳しい練習をされて、その努力の結果が偉大な結果につながったという話は伝え聞いております。長嶋さんがやられてきたことを引き継いでいきたいと思います」と語った。戦後18人目、立大からは1966年春の槌田誠以来59年ぶりの打撃三冠王の山形球道(4年・興南高)は「お元気なうちに優勝を見せてあげれば、後輩としては良かったのかなと思います」と語れば、主将・西川侑志(4年・神戸国際大付高)は「長嶋さんが袖を通された縦じまのユニフォームを着て戦っていることに、本当に素晴らしいことだということをあらためて感じています。秋は絶対に優勝していい報告をしたい」と決意を込めた。

 なお、下記は3日、大学広報を通じた立大のコメントだ(原文のママ)。

「このたびの長嶋茂雄さんのご逝去の報に接し、驚きと共に、深い悲しみに包まれております。深い哀悼の意を表するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。2017年の第66回全日本大学野球選手権決勝の際に、長嶋茂雄さんが神宮球場のスタンドにいらっしゃったときのことを忘れることはできません。登場と共に神宮球場の雰囲気は立教一色に変わったように感じました。長嶋茂雄さんの偉大さを知ることができた一瞬で、立教大学野球部が59年ぶりの日本一を勝ち取ることができました。また、7回に『栄光の立教』を口ずさまれている様子は、立教に関わるものとして感動的でもありました。本日、ご逝去の報を聞き、昨年2024年5月11日に立教大学創立150周年を記念し設置された『長嶋茂雄氏顕彰モニュメント』に出向き、長嶋さんが残されたお言葉を再読いたしました。長嶋さんが、遺された思いを今後も引継ぎ、立教大学野球部は精進を続けます。長嶋茂雄さん、どうか安らかにお眠りください」(山口和範部長)

「日本野球界の至宝長嶋茂雄さんの原点である立教大学野球部。偉大な功績と熱い思いは今も現役部員に引き継がれております。2017年春季リーグから遠ざかっている優勝、日本一、あの栄光を再びご報告できるよう部員一同邁進してまいります。長嶋先輩、本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠りください」(木村泰雄監督)

「長嶋茂雄様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。立教大学野球部現役部員を代表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。100年の歴史を誇る東京六大学。その中で、『立教三羽烏』として圧倒的な存在感を放たれた長嶋様のご活躍は、立教大学野球部の誇りであり、日本球界全体の礎でもありました。長嶋様の偉大な歩みに敬意を表し、私たち現役部員一同は、その志を継ぎ、日々精進を重ねてまいります。改めて、長嶋茂雄様のご功績に心より感謝を捧げ、心より哀悼の意を表します」(西川侑志主将)
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