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長嶋茂雄 背番号3の記憶

<ミスタージャイアンツの証言者>末次利光 1965〜73年 栄光のV9 求心力こそ原動力

 

プロ野球における金字塔の一つである「V9」。ON砲を中心に戦力がそろっていたからといっても、簡単に達成できるものではない。それではなぜ、巨人はそれを成し遂げられたのか。ON砲の後ろの五番を打ったV9戦士である末次利光氏に、その理由とあらためてミスタージャイアンツ・長嶋茂雄がどんな選手だったかを語っていただいた。
取材・構成=早川大介 写真=BBM

1972年の日本シリーズ第1戦で本塁打を放ち、長嶋[右端]らに迎えられる末次


引っ張られ強くなった


 長嶋さんが亡くなったと聞いたとき、最初は「うそでしょ?」と信じられませんでした。いつかは来るんだろうなとは思っていたけど、いざ現実になると、もう力が抜けちゃって、何もする気になれなかったんです。野球界だけじゃなく、本当に多くの人が長嶋さんのこと慕ってましたから。先日お葬式に行ったときも、あらためて「やっぱりすごい人だったんだな、偉大だったんだな」って感じました。私たちが知っている長嶋さんは、テレビや新聞で見るあのままです。裏なんて何もありませんよ。本当にそのまま。隠し事をするような人じゃないから、マスコミも取り上げやすかったんじゃないですかね。人の悪口も一切言いませんでしたよ。長嶋さんもそうだけど、王さんも、悪口を言ってるの聞いたことないですね。

 よく「ONの後ってプレッシャーすごかったんじゃないですか?」と聞かれるんですけど、あれを経験しているのは私だけなんで、そりゃもうプレッシャーはすごかった。でもうれしかったのは・・・

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