球団が再建を託した西口文也監督が、見事なタクトでチームを率いている。ファンを落胆させたナインの姿は消え去った。想像以上の戦いぶりでスタジアムを沸かせている。獅子が強さを取り戻した西口監督の思考とは――。 写真=橋田ダワー、牛島寿人、川口洋邦 
柔和な表情ながら、心の中では勝負への執念を宿す西口監督
体調面に配慮して
昨季は球団歴代ワーストの91敗を喫し、最下位に沈んだ
西武。就任1年目の西口文也監督は投手を中心とした守りの野球を掲げ、再建を進めている。昨季はパ・リーグ歴代ワーストのチーム打率.212だった貧打を解消するのは簡単ではないが、エースの
今井達也、抑えの
平良海馬を中心とした投手陣に加え、正遊撃手の
源田壮亮らがもり立てる堅守を武器に奮闘している。2年連続最下位と苦手にしていた“鬼門”の交流戦は10勝8敗で6年ぶりに勝ち越し、6月30日現在、38勝33敗で首位から4.5ゲーム差のリーグ4位につける。「交流戦は最低でも5割が目標だった。2つ勝ち越せたのは、チームにとって本当に良かった」とうなずいた。
現役時代に通算182勝を挙げた西武一筋の元エースが重視したのが投手陣の整備だ。先発は今井とともに左腕の
隅田知一郎がけん引している。昨季の0勝11敗からの復活を期す
高橋光成、24歳の本格派右腕の
渡邉勇太朗、昨季までのファーム監督時代から指導してきた「西口チルドレン」の22歳サウスポーの
菅井信也も成長著しい。下手投げの
與座海人も控える充実の陣容。昨季新人王の
武内夏暉が自主トレで左肘じん帯を痛めても慌てずに調整させ、5月に復帰させることができた。
西口監督の色が最も出ているのは・・・
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