
すり鉢状で中堅116メートル、右翼91メートルは旧広島市民球場と同サイズ。全面土でいつも、整備が細部まで行き届いている
土を持ち帰らない理由
広陵高は春、夏の甲子園出場時に、土を持ち帰らない慣習がある。1990年から母校を指揮する中井哲之監督は、広島県安佐南区内の学校に帰るたび、周囲にこう漏らす。
「空気が良い。やっぱり、このグラウンドが一番、ええのう」
なぜ、敗退時に土を拾わないのか。
「一番行きたい場所は甲子園ですけど、一番良いグラウンドは広陵高校。このグラウンドを大事にしないと、甲子園にも行き着かん。真剣にボールを追い、あの土がついたボールにこそ、価値がある。このグラウンドなくして、甲子園はない」
正門を入り、校舎左側の道路を抜け、右手の坂を下ると、専用球場が見えてくる。学校・グラウンド・合宿所(清風寮)が同敷地内にある恵まれた環境だ。左翼92メートル、中堅116メートル、右翼91メートルは旧広島市民球場と同サイズ。右翼には左の強打者・
丸子達也(早大-JR東日本)が在籍時に設置された「丸子ネット」、左翼には
渡部聖弥の大飛球が校外に出ないための「渡部ネット」が設置。左翼ネットのさらに30メートル以上後方にあり・・・
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