神宮が人を成長させる。6月の全日本大学選手権で2018年以来の優勝の原動力となった。名前の由来のごとく、誰からも「頼られる人」に――。ドラフト戦線においても、各球団の評価はうなぎのぼりだ。 取材・文=大平明 写真=矢野寿明 
50メートル走6秒2。遠投120メートル。身体能力の高さが投球にも生かされている
連投の決勝で9回完投
全日本大学選手権では、7年ぶりの日本一に貢献。6日間で4試合に登板し、23回、防御率1.96とタフネスぶりを発揮し、最優秀投手賞を受賞した。圧巻の投球を見せたのは、準決勝(対青学大)からの連投となった福井工大との決勝だ。
1回裏は2本のヒットで二死一、二塁とされるも、2ボール2ストライクからアウトローへ150キロのストレートを投げ込み見逃し三振。7回裏は二死から連打を浴びるも、ここはスライダーで空振り三振を奪い「疲労がたまっていましたが、自分の役割はチームを勝たせることなので、それだけを考えて投げていました」と、準決勝で3回1/3を投げているとは思えない快投を見せた。「このオフシーズンは瞬発系のトレーニングをして出力を上げ、柔軟性を高めて体を整えてきたのですが、そのおかげで球速のアベレージが速くなりました」と、9回裏も球速は衰えることなく、最後の打者は148キロの真っすぐで空振り三振に仕留めて、7安打1失点の完投勝利。試合前は「5回まで」と考えていた東北福祉大・山路哲生監督の想定以上の好投で「尻上がりに出来が良くなっていったので、最後までいくと決めました」と明かしていた。
打者の反応を見て投げる
聖カタリナ高では内野手だった。中学時代の投手経験から、2年時に投手転向。3年春には・・・
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