高校時代は控え投手。3年春、夏の甲子園に出場しているが、登板の機会はなかった。勉強熱心であり、大学4年間で取り巻く環境は大きく変わった。体の成長と並行して球速アップ。159キロ右腕の魅力に迫る。 取材・文=大平明 写真=矢野寿明 
侍ジャパン大学代表候補合宿では持ち味を発揮。26人の代表メンバーには入れなかったが、貴重な場だった
見直したメカニクス
最速159キロ。4月の北海道ガスとのオープン戦で夢の大台まであと1キロに迫り、ドラフト戦線に名乗りを上げた。
北海高の入学時は捕手。1年春からベンチ入りしたが「キャッチングもブロッキングも下手だったんです」と外野手へコンバート。しかし、その外野でも「フライを捕るのがうまくなかったので、高校1年の秋からピッチャーも兼任することになりました」と野手としては成功できなかったことから、投手を始めることになった。3年時はエース左腕・
木村大成(
ソフトバンク)を擁して春夏連続で甲子園に出場。工藤もベンチ入りしたが登板機会は訪れなかった。
「木村とはバッテリーを組んだこともありますが、スライダーは空振りしたボールが右打者の体に当たることもあるくらいで『すごいな』と思っていました。木村を越えることが目標の一つであります」
北海学園大に進学し、投手としての手応えを感じたのは2年夏のオープン戦だった。高校時代に最速145キロだった速球が155キロを記録したときだ。理論派である。
「高校時代はまだ手投げの状態で・・・
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