54勝33敗2分け、今季最多の貯金21、16年ぶりの単独首位で前半戦を折り返した日本ハム。3年のトライアウト期間を経て、4年目の新庄野球が確かな結果を残している。指揮官の選手操縦術の巧みさに迫る。 【野手編】はこちら 
「職業=モチベーター」の本領を発揮し選手の能力を引き出す新庄監督
【指揮官の思考 その1】新しいマウンドに立ったら最後まで投げる
今季の日本ハム先発陣は「完投王国」。近年まれに見る図太い集団だ。基本的に全員がイニングイーター。最後までマウンドに立ち続けようとする、タフな男たちなのだ。
新庄剛志監督は願望を込めて、指令を出していた。「キャンプ前から、先発ピッチャーは完投。新しいマウンドに立ったら最後まで投げろ、と言っていた。『完投王国21』。なんか僕の中では21っていう数字を完投の目標にしている」。
こう話したのは6月20日
中日戦(バンテリン)の試合後。
伊藤大海が今季初の完封勝利を挙げた日だ。伊藤にとっては今季4度目の完投。その日はシーズン折り返し前の67試合目で、チームでは14度目の完投だった。新庄監督が目標に掲げていた21完投の3分の2に到達していたのだ。
2022年に指揮官が就任してからの完投数は9→8→11と推移していた。最初の2年間は野手陣と同様に、投手陣も「トライアウト」期間。その中で22年は
加藤貴之が3完投、
上沢直之が3完投、伊藤大海が2完投、
コディ・ポンセが1完投。23年は加藤貴が3完投、伊藤が3完投、上沢が2完投だった。
特筆すべきは・・・
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