補強期間を終えて、各球団は残り50試合ほどのペナントレースを戦う。7月3日には上位3チームがゲーム差なしで並んでいたパ・リーグ。ソフトバンクと日本ハムが抜け出したが、依然として先が読めない。Bクラスに沈む3チームはもう負けられない。真夏の大反撃はあるか。 注)支配下選手登録の上限は70人。情報は8月3日現在。メンバー表の選手名の横は背番号、記号は◎=育成から支配下登録、△=NPB他球団から移籍 
やはりチームの心臓はエースの伊藤。「背番号分[17]勝ちたい」という目標達成を目指す
5月11日に首位に立ち、7月14日にはリーグ最速で50勝到達。単独首位での折り返しはリーグ優勝した2009年以来で、
新庄剛志監督4年目にして集大成となる「優勝」の2文字が見えてきている。
前半戦好調の要因はやはり先発投手の安定感。
金村尚真、
伊藤大海、
北山亘基の4完投を筆頭に7投手が完投を記録し、チーム完投数20は12球団断トツ。「新しいマウンドに立ったら最後まで投げろ」との新庄監督の言葉が、選手たちのマインドを変えた。なかでも獅子奮迅の活躍を見せるのはエースの伊藤だ。ほかの先発陣がゆとりあるローテーションで回す中、伊藤のみ中6日のローテーションを守り、リーグトップの11勝を挙げている。
攻撃面では本塁打数がリーグトップの91。21本塁打のレイエス、17本塁打の
万波中正らを中心に、今季も飛び道具がチームの武器だ。その一方で、前半戦は
五十幡亮汰、
石井一成と思わぬ伏兵の好打も光った。
1位ターンでこのまま独走といきたかったが、7月29~31日のソフトバンク戦(エスコンF)に負け越し首位陥落。下位から這い上がる地力を持つ巨大戦力に引き離されぬよう、後半戦は追う立場での戦いになる。それでも終盤戦に向けた補強がなかったのは、指揮官が育て上げた現戦力への自信の表れだろう。
昨年は後半戦のレイエス、
清宮幸太郎の打棒爆発が2位躍進につながった。今季は二軍調整から復帰の
野村佑希、
松本剛らがカンフル剤となれるか。先発投手も疲れが見え始めるころで、後半は救援陣の活躍に期待。
玉井大翔、
宮西尚生らベテランに安定感があり、
田中正義-
柳川大晟の勝ちパターンリレーも確立されてきている。7月に支配下昇格の
宮内春輝も救援陣の一角となりたい。
自ら「勘ピューター」と呼ぶ新庄監督の選手起用の巧みさが何よりの武器。レギュラーを固定せず、全選手にチャンスを与えたことで多彩な布陣が可能となった。その成果が、重要な局面で発揮されるに違いない。
<F担選定>争いの行方を左右するキーマン 清宮幸太郎

清宮幸太郎[内野手]
勝負強さで監督を男に 昨年は7月以降に15本塁打を放つなど尻上がりに調子を上げていった。7月30日のソフトバンク戦で逆転三塁打を放ち3連敗を阻止したように、今季も後半戦のここぞの場面での勝負強い一打に期待。新庄政権下で花開いた選手なだけに、契約更改で宣言したとおり自らのバットで監督を男にしたい。(CS)
北海道日本ハムファイターズ 2025支配下選手リスト
【投手】
12
矢澤宏太、13
生田目翼、14
加藤貴之、15北山亘基、16
達孝太、17伊藤大海、18
山崎福也、19玉井大翔、20
上原健太、22
杉浦稔大、24金村尚真、25宮西尚生、26田中正義、28
河野竜生、29
細野晴希、31柴田獅子、32藤田琉生、34
堀瑞輝、35浅利太門、37古林睿煬、40
福田俊、41
福谷浩司、42A.ザバラ、45D.
バーヘイゲン、46
畔柳亨丞、48
齋藤友貴哉、51
石川直也、52
池田隆英、55
松浦慶斗、59
根本悠楓、62清水大暉、63山城航太郎、67
山本拓実、◎93
松岡洸希、94
福島蓮、95柳川大晟、◎96
孫易磊、◎97宮内春輝
【捕手】
2
アリエル・マルティネス、10
清水優心、23
伏見寅威、27
古川裕大、30
郡司裕也、33
進藤勇也、60
吉田賢吾、64
田宮裕涼、98
梅林優貴 【内野手】
4
上川畑大悟、5野村佑希、9
中島卓也、21清宮幸太郎、38石井一成、39
有薗直輝、43
水野達稀、44
阪口樂、49
若林晃弘、54山縣秀、56
細川凌平、58
奈良間大己、65
明瀬諒介 【外野手】
7松本剛、8
淺間大基、36
宮崎一樹、50五十幡亮汰、53
水谷瞬、61
今川優馬、66万波中正、68星野ひので、99F.レイエス
【移籍】なし
【退団】なし