補強期間を終えて、各球団は残り50試合ほどのペナントレースを戦う。優勝、またはAクラス死守へ、8月以降をどのようにして臨むべきなのか。セ・リーグは阪神が首位独走中。残る5球団は混戦模様になってきた。 注)支配下選手登録の上限は70人。情報は8月3日現在。メンバー表の選手名の横は背番号、記号は○=新入団、◎=育成から支配下登録、□=NPB復帰 
左から細川、ボスラー、チェイビス。長打力のある3人の打棒に期待がかかる
開幕前に指揮官が描いていた戦い方は正直できていない。先発二本柱と期待していた左右の
高橋宏斗とマラーで勝利を稼げず、四番と遊撃に固定したかった
石川昂弥と
村松開人は伸び悩み。
中田翔、
細川成也は故障で離脱と苦しい戦いが続いた。その中で投手は先発で
松葉貴大、抑えで
松山晋也、野手では
岡林勇希、
上林誠知の“Wバヤシ”が存在感を発揮。5割弱で何とか持ちこたえていたが、79試合目で借金は今季最大の11まで膨らんだ。
ところが、ここから怒濤の7連勝で押し戻した。細川、ボスラーに快音が響き、高橋宏が今季初完封と投打の歯車がかみ合い始めた。首位を独走する阪神以外は混戦模様となり、2位までは狙える位置に踏みとどまっている。ここからは新加入のチェイビスに過度な期待は禁物ながら、細川、ボスラーと3人がポイントゲッターとなり、一、二番は岡林-
田中幹也、六番に上林を置いた足も使える打線で勝負していく。
気になる抑えの松山の復帰は8月中旬以降。それまではジュニオル・マルテ、
清水達也の併用となる。松葉がやや調子を落とし、黄金ルーキーの金丸夢斗もプロ初勝利が遠いとなれば、今こそ高橋宏の出番だろう。(※金丸は8月7日にプロ初勝利)若きエースとしてチームに勢いを呼び込む投球を見せたい。
大野雄大、
柳裕也、
涌井秀章ら経験豊富なベテラン勢の活躍も必要だが、昨季ブレークした
松木平優太、トミー・ジョン手術から復活した
草加勝ら秘密兵器的な存在が出てくると面白い。
残り50試合を切り、ここからが正念場。長く優勝争い、いやCS争いからも遠ざかっているチームだけに、どれだけ全員が同じ方向を向き、勝利への執念をたぎらせられるか。
井上一樹監督の手腕がより問われる戦いが続きそうだ。これまでのような1点を守り抜く野球では勢いはつかない。前半戦でも使った重盗など積極的に仕掛けて1点を奪いにいく。何も動かなければ、いつもと同じ結末が待っているだけだ。
<D担選定>争いの行方を左右するキーマン 石伊雄太
成長著しいルーキー捕手 もはや正捕手の座をつかんだと言っていい。1年目の石伊雄太がチームの扇の要となっている。チームのストロングポイントはやはり投手力。となればリードする女房役にかかる責任は大きい。井上監督も「もっとチームをまとめてほしい」と後半戦キーマンに石伊を指名。プロとして初めて迎える夏場が勝負だ。(TM)
中日ドラゴンズ 2025支配下選手リスト
【投手】
◎11
岡田俊哉、13
橋本侑樹、14草加勝、17柳裕也、18
梅津晃大、19高橋宏斗、20涌井秀章、21金丸夢斗、22大野雄大、26
仲地礼亜、28
森博人、29松木平優太、30
根尾昂、32
伊藤茉央、33
祖父江大輔、34
福敬登、36
福田幸之介、38松葉貴大、41
勝野昌慶、46
梅野雄吾、47吉田聖弥、48土生翔太、50清水達也、○52マルテ、54
藤嶋健人、59
齋藤綱記、61高橋幸佑、64有馬惠叶、◎69
三浦瑞樹、◎70
近藤廉、90松山晋也、91
メヒア、93マラー、94ウォルターズ
【捕手】
9石伊雄太、35
木下拓哉、39
宇佐見真吾、43
味谷大誠、49
加藤匠馬、57
山浅龍之介、58
石橋康太 【内野手】
0
辻本倫太郎、2田中幹也、3
高橋周平、4
カリステ、5村松開人、6中田翔、7
福永裕基、○23チェイビス、25石川昂弥、27
津田啓史、31森駿太、45
土田龍空、60
山本泰寛、63
板山祐太郎、△65
佐藤龍世、95クリスチャン・
ロドリゲス、97
樋口正修 【外野手】
00尾田剛樹、1岡林勇希、8
大島洋平、24ボスラー、37
濱将乃介、42
ブライト健太、44
川越誠司、51上林誠知、53駿太、55細川成也、66
鵜飼航丞 【移籍】16岩嵜翔
【退団】なし