直球も変化球も自在に操るコマンド能力。好投手の条件に欠かせない安定感がある。生きる道を探した先に見つけた武器を手に、勝利の2文字に向かって黙々と腕を振る。 文=佐々木亨 写真=川口洋邦 
竹丸和幸[鷺宮製作所/投手]
竹丸和幸には「ポーカーフェイス」の言葉がよく似合う。感情を胸に仕舞い込み、顔色を変えずに淡々とマウンドを支配する。現役時代に投手だった鷺宮製作所の幡野一男監督(創価大)は「ピッチャーらしいですよね」と言い、竹丸との出会いをこう語る。
「主にリリーフを務めていた城西大時代ですね。リーグ戦で満塁のピンチに登板しても表情をまったく変えずに抑えるんです。動じる様子がなかった」
何物にも左右されない左腕の姿に、幡野監督は惚れ込んだ。
「慌ててもどうしようもないですからね」
少しだけ口もとを緩めながら、マウンドでの心境をそう語る竹丸は、やはりピッチャーらしい。
投球フォームも「静けさ」を持ちながら動き出す。ゆったりとした始動。ただ・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン