都市対抗で目覚ましい活躍をした新人選手に贈られる『若獅子賞』。1973年の第44回大会で生まれた賞だ(高卒は2年目までが対象)。東京都二次予選では打棒を存分に発揮、受賞が期待される大卒の強打者がいる。 文=佐々木亨 写真=井田新輔、藤井勝治 逆方向への長打が魅力 国立大卒の好打者
「初めてです」
公式戦での3戦連発を、東京ガス・藤澤涼介はちょっと驚いた表情で、それでいて充実した笑顔で語ったものだ。今年の都市対抗東京都二次予選。準決勝で1本目を放っていた藤澤は、7月1日の第1代表決定戦(対鷺宮製作所)、1回表にライトスタンドへ3ランを放った。右打席からの豪快弾だ。
「大学時代は、逆方向へ打ったとしてもライト前ヒットがいいところ。社会人になってから、打球が上がるようになった。そこが一番の成長で、今の持ち味だと思っています」
バットのヘッドを返さずに、投球に対してしっかりと「体を入れて打つ」ことを意識するようになって、逆方向へ強く、飛距離が生まれる長打が打てるようになったという。
そして、ホンダとの第2代表決定戦では「予選3本目」だ。同点で迎えた8回表、先頭で打席に立った藤澤は左翼席へソロ本塁打を放った。決勝弾でもあったのだから、その価値は計り知れない。
佐野日大高から進んだ横浜国立大では・・・
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