週刊ベースボールONLINE

JERA CENTRAL LEAGUE 2025 CHAMPIONS tigers

<V決定試合レポート>阪神・犠飛2本を鉄壁救援陣が守り抜く 粘り強く、接戦の強さ存分に

 

2025年のセ・リーグのペナントレースを制したのは阪神。優勝が決まった9月7日時点で2位に17ゲーム差、両リーグ史上最速という歴史的独走Vで球団創設90周年の節目を飾った


2025.9.7@甲子園 阪神 2-0 広島
■開始18時01分(試合時間3時間9分)/観衆4万2649人

[バッテリー]
[広]●アドゥワ-ハーン-栗林-島内-森浦/石原
[神]才木-〇湯浅-H桐敷-H及川-H石井-S岩崎/坂本


 今季の阪神の攻撃の形そのままに先制点を奪った。2回裏、先頭の大山悠輔、続く木浪聖也の連打で無死一、三塁の好機をつくる。ここでこの試合、七番・左翼でスタメンの高寺望夢が打席に入る。

「チャンスメークしていただいたので、何が何でも得点につなげたいと思って、積極的に打ちにいきました。最低限の仕事はできた」

 開幕からこの日まで一〜五番はほぼ固定され、驚異の打撃でチームをけん引。その一方で六番以降は若手を起用し、経験を積ませながら勝ってきた。高寺、熊谷敬宥小幡竜平中川勇斗らが出場すれば、起用に応えて結果を残した。この打席も高寺は積極的にファーストストライクから振りにいき左犠飛を放ち、先制点を奪った。

欲しかった先制点は高寺のバットから。レフトへきっちりと犠飛を放って役割を果たす


追加点も犠飛。6回一死三塁の好機から近本がセンターへ高々と運んだ


 先発の才木浩人は2023年に続く優勝決定日の登板となり、初回からギアを上げ4回まで6奪三振。しかし頭部死球で危険球退場に。

先発マウンドを託された才木だが、5回に先頭打者への危険球投球で降板のアクシデント


 それでも後を受けたリリーフ陣が無失点に抑え切った。「何が強いか分からないのが(阪神の)強さ。僅差をものにしてきた選手たちのおかげ」と藤川球児監督の言葉どおり、2対0で逃げ切った。

緊急登板となった二番手の湯浅。後続をピシャリと抑えて試合の流れを呼び込んだ


8回のマウンドは石井。2安打を許したものの、連続無失点記録を48試合まで伸ばした


胴上げバッテリーは岩崎-坂本。岩崎は落ち着いたマウンドさばきで31セーブ目


 阪神らしい投手陣を中心に点を与えない今シーズンを象徴した試合。2リーグ制以降両リーグ最速で2年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした。

歓喜の輪がマウンドに広がる。選手もファンも待ち侘びた瞬間だった


喜びを分かち合う佐藤[左]と大山。虎が誇る左右のスラッガー


藤川監督に続いて胴上げされたのは選手会長の中野。苦労が報われる至福の瞬間


最後はチャンピオンフラッグを持っての場内一周。大きな拍手に包まれた

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング