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2025ドラフト特集 「10.23」へ最終アピール!!

<2025ドラフトWIDE>なぜ、有力高校生は大学進学なのか? 目指すは「4年後」高卒プロを選択しない理由

 

夢はプロ野球選手。誰もが描く将来像である。しかし、どのタイミングで「志望」するかは、慎重にならなければいけない。ドラフト対象選手には、さまざまな人生設計がある。
写真=牛島寿人、上野弘明、福地和男、佐藤真一、早浪章弘、田中慎一郎

U-18W杯に出場した20人の精鋭。NPB志望は7人、社会人は1人、残る11人は大学へ進学する見込みだ


「安定志向」が世の流れ


 9月上旬。U-18ワールドカップが開催されている沖縄セルラースタジアム那覇のネット裏には期間中、NPBスカウトが詰めかけ、侍ジャパン高校日本代表の一挙手一投足に熱い視線を注いでいた。しかし、自国開催であるにもかかわらず、その絶対数は決して多くはなかった。

 8月31日に行われた大学日本代表との壮行試合こそ、12球団の編成担当者が集結し、複数態勢でクロスチェックをしていたが、本大会に入ると複数スカウトで最終チェックに訪れた球団は少数にとどまり、そのほとんどは大学の秋季リーグ戦開幕に向けて、それぞれのエリアへと戻っていた。沖縄を訪れ、視察したあるスカウトはこう明かした。

「今回の高校ジャパンはほとんどが大学進学ですからね。今年のドラフトで1位候補となるのは石垣君(石垣元気、健大高崎高)ぐらいでしょう。中野君(中野大虎、大阪桐蔭高)、奥村頼人君(横浜高)、早瀬君(早瀬朔、神村学園高)、今岡君(今岡拓夢、神村学園高)たちがドラフト対象選手になりますが、ある程度、夏で調査は終えています。正直な話、阿部君(阿部葉太、横浜高)はプロ志望届を出せば、上位で欲しい球団はあると思いますよ。でも進学も大事な選択。下重君(下重賢慎、健大高崎高)や西村君(西村一毅、京都国際高)らが4年間、名門リーグに揉まれてどんな成長をするのかを見届けるのもまた、われわれの仕事です。それにしても有望高校生の『進学志向』がここ数年、高まっているのは事実でしょうね」

 高校ジャパン勢以外でも、投手では滝川高の153キロ右腕・新井瑛太や津田学園高の149キロ左腕・桑山晄太朗、旭川北高の146キロ右腕・菊地斗夢、打者では東海大相模高の中村龍之介外野手、金本貫汰内野手、小松大谷高・田西称内野手ら、プロ注目の逸材が進学を表明している。

 その背景には何があるのだろうか。プロ野球選手の現役時から引退後までのライフサポートやマネジメント業務、さらには体育会学生のキャリア支援なども行う「ナイスガイ・パートナーズ」の代表取締役・木下博之さんは、こんな分析をしてくれた・・・

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