昨秋の県大会3回戦で惜敗したものの、東海大相模高の強力打線を7回1失点に抑え、一躍脚光を浴びた。今春は2、3回戦で強豪私学を破り、チーム初の8強進出に貢献し、今夏は最速147キロを計測。神奈川屈指の進学校出身、ポテンシャルの高さを感じさせる左腕だ。 取材・文=新田あつし 写真=井田新輔 
「プロ野球選手」という目標達成のために川和高を選んだ。日々進化を続けながら夢をかなえる
インパクト与えた初8強
神奈川県屈指の進学校に通う左腕・濱岡蒼太が注目度を高めたのは2024年。秋の神奈川大会3回戦で、敗れはしたものの、東海大相模高相手に7回1失点の好投。その夏の甲子園でベスト8に進出したメンバーが多く残る強豪を土俵際まで追い詰めた。冬の間にフィジカルを徹底的に鍛えて臨んだ25年の春季大会では、2回戦で日米9球団のスカウトが見守る中、13三振を奪い延長タイブレークの末に日大藤沢高に勝利。続く3回戦では藤沢翔陵高を完封するなど、チーム初のベスト8進出に大きく貢献した。
第2シードで迎えた今夏。濱岡以外にも小林瑛太、伊藤仁汰、荻原勇樹(いずれも3年)といった好投手を擁する川和高は、神奈川で優勝するために投手陣を総動員する戦略を選んだ。「頂点を目指すには濱岡のイニングがあまりかさんでない状態で準々決勝以降の3試合をフル稼働するというイメージで、勝負をかけました」(平野太一監督)。濱岡はいずれもリリーフで2試合に登板。平塚学園高との5回戦で球速145キロを記録した。
「夏にベスト16まで勝ち上がったのは初めてでしたが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン