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2025ドラフト直前展望 逸材クローズアップ【神奈川公立3人衆】

川崎総合科学高・小宮悠瞳(投手) 143キロ左腕が秘めた『将来性』「育成選手でも選んでいただければ、僕は挑戦します」

 

激戦区・神奈川大会で今夏、NPB関係者にインパクトを与えた。プロ注目左腕を擁するシード校から勝利。細身ながら長い腕をしなやかに使い、スリークオーターから最速143キロを投げ込む。あふれる才能を宿したサウスポーは不退転の覚悟で、プロ志望届を提出した。
取材・文=杉園昌之 写真=中嶋聖

ライバルたちの動画を見てフォームを修正。3年時には常時140キロ台のスピードが出るようになった


プロもうなる豊かな才能


 川崎総合科学高・小宮悠瞳が一躍脚光を浴びたのは今夏、湘南学院高との神奈川大会2回戦だった。シード校相手に173球の熱投で5安打2失点の完投。ノーシードだった公立校のエースが、プロ志望届を提出した左腕・油田瑛太に投げ勝った衝撃は大きかった。どよめくスタンドのなかには、鋭い眼光を光らせるNPBスカウト関係者もいた。プロの目を意識していなかった本人は、うれしそうに振り返る。

「あとから周りの人たちに『スカウトの人が視察に来ていたよ』と聞いたんです。ヤクルト小川淳司GMが(僕のことを)話していることも教えてもらい、正直、びっくりしました」

 しなやかな投球フォームは、未知の才能を見抜く玄人もうならせた。マウンドで右足を軽く上げると、上半身をしならせて滑らかに長い左腕を振る。スリークオーターから投げ込む直球は・・・

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