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2025ドラフト直前展望 逸材クローズアップ【大学生編】

創価大・立石正広(内野手) 評価不変のアーチスト「意外とこんな感じなんだなって。楽な気持ちで当日を迎えられたら」

 

逆方向にも一発を放つ、大学球界ナンバーワンのスラッガー。2年春のリーグ三冠王をはじめ、何度も快音を残してきた。今春に二塁にコンバート、長打力が魅力の大型内野手に対し、NPB球団に加え、MLB球団スカウトも熱視線を送ってきた。思わぬアクシデントが発生したが、その評価が揺るがない。
写真=高野徹、矢野寿明

今秋リーグ戦の先発起用は4カード終了時点で3試合のみ。ケガにも悩まされ、もどかしい時間を過ごしてきた


ドライチ候補の本音


 ツートンカラーのバットとともに大学野球界で名を上げてきた。ドラフト1位指名競合も濃厚な中、それでも、プロ野球への思いを聞かれると、立石正広はいつもこんな言葉を返してきた。

「ドラフトに選ばれたいという目標がありますが、結果次第で選ばれるかは分からない。まだまだ油断できる立場じゃないので、結果を出すしかないです」

 高川学園高では四番として3年夏の甲子園でバックスクリーンに豪快な一発。同校の聖地初勝利をもたらした。そのパワーは創価大でさらに開花し、2年春には東京新大学リーグタイ記録の5本塁打。打率.500、14打点で三冠王に輝く大暴れで優勝に貢献すると、全日本大学選手権では東京ドームの右翼席中段にアーチを架けた。そして、3年秋はMVPに選出される活躍で横浜市長杯を勝ち抜き、準優勝した明治神宮大会では4試合で2本塁打6打点。10安打は55回大会の歴史において新記録だった。

 広角に長打を放つことのできる大型内野手。立石を大学2年時から指導する高口隆行コーチ(元日本ハムほか)は、逸材の打撃をこう表現する。

「肘はしっかりとたためますし、強振してもバットが体から離れない。そこが長けている部分だと思います。右打者であそこまで逆方向に打てるのは、いろんな選手を観てきましたが、どれもタイプが少し違います。大谷翔平(ドジャース)の逆方向の打球はスライスせず、右打者が引っ張ったような打球ですよね。立石はそれに似ているんですよ」

 主役候補として迎えた今春もその実力を証明した。リーグ開幕戦での初打席初球本塁打をはじめ、4季ぶり2度目の5本塁打を記録。本塁打の打球方向内訳は左翼3、中堅1、右翼1だった。三塁から二塁へコンバートした守備も難なく対応。視察に訪れた在京球団のNPBスカウトは「もちろん今年のナンバーワンです。打つ・守る・走るすべてで雰囲気を持っている選手」と最大評価をした。また、某セ・リーグ球団のスカウトは・・・

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