『週刊ベースボール』2004年4月5日号からスタートし今号で1089回を迎えた長期連載「閃球眼」の筆者である石田氏にとって、幼少期から週ベは身近な存在だった。読者として、書き手として、週ベを愛読し続けてきた野球ライターにプロならではの視点で週ベを綴ってもらった。 
石田氏が9歳のときに初めて手にした1974年5月13日号[通算864号]の表紙は大洋の山下大輔だった
週ベは野球界の“1週間日記”であり野球観を育むための道標
僭越ながら2004年から今に至るまで、週刊ベースボールに1000回を超える『閃球眼』を綴ってきた。その前には海老沢泰久さんと隔週でコラムを担当していたこともあったから、四半世紀の間、野球を取材するジャーナリストとして、その時々に感じていたこと、伝えたいことを週ベで発信する機会を得てきたことになる。
いや、ジャーナリストとして、などと大上段に構えてはみたものの、半分は野球好きとして興味津々のテーマを好き勝手に選んできたに過ぎない。思えば週ベを初めて手に取ったのは1974年、9歳のときだった。表紙はみかん色のユニフォームを着て、お茶の緑色の帽子をかぶった大洋ホエールズの山下大輔。一冊150円だった週ベの5月13日号は今も手元にあるのだが、見ると“通算864号”となっている。
その号から4000号まで欠かさず……というわけにはいかなかったが、それでもかなりの号、読者として、書き手として、週ベを愛読し続けている。名古屋に住む
巨人ファンとして、裏を返せばアンチ
中日として、週ベからジャイアンツ、ドラゴンズはもちろん、それ以外の日本の球団と大リーグ、アマチュア野球の情報を得た。仕事として野球と野球人を描くようになってからは、己の野球観を育むための道標のような存在だった。
週ベはその名の通り、野球界の“1週間日記”で・・・
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