2026年。プロ2年目は真価が問われるシーズンだ。24年のドラフト会議で5球団が1位競合の末に楽天入りした宗山は昨季、新人遊撃手として44年ぶりのベストナインを受賞した。2球団が1位重複したロッテ・西川はパ・リーグ新人王。同学年2人は順風満帆な大卒ルーキーイヤーを過ごしたが、結果を継続してこそ、本物のプロとして認められる。お互いが「ライバル」と認め合い、次世代の球界を背負う新星が語り合った。 取材・構成=落合修一、菅井真凜 写真=桜井ひとし 西川「ライバル意識はある」
宗山「みんなで盛り上げたい」
ドラフト1位。ドラフトでは第1回入札で複数球団が競合するという、注目度の高さだった。さまざまな重圧、期待を背負ったルーキーイヤーだったが、その壁をクリアし、結果という形で答えを出した。もちろん、1シーズンだけで満足するはずもない。巧打好守の遊撃手、三拍子そろった強打の外野手。タイプは異なるが、目指す頂は共通部分が多い。 ──大卒プロ1年目、昨シーズンを振り返っていただけますでしょうか。
西川 シーズン開幕当初はうまくいかないことがほとんどで、自分自身もすごく苦しい時間が多かったです。5月にファームへ落ちて、そこでバッティングのスタイルを大きく変化させて、そこから上がっていった感じですね。そのときの二軍監督・
サブローさんと、いろいろバッティングのことを話し合いながらやった結果、最終的には、自分なりに結果を出すことができたかなと思います。塁は最初から一軍で結果を残していましたし、自分も早く活躍したいなという思いでずっといました。
宗山 僕は1年間、本当にいい経験をさせてもらったなというのが一番ですね。試合にもたくさん使ってもらいましたし、そこがもうすべてというか、一番かなと思います。
──お2人は大学3年時に侍ジャパン大学代表でプレー、4年時には
井端弘和監督が指揮するトップチームにも招集されました(宗山はケガで欧州代表との強化試合は欠場)。内野手と外野手、また、左打者と右打者と異なりますが、お互いをどう見ていましたか。
西川 レベルの高い同学年が周りにいることで、自分も刺激を受けていました。塁とは大学生のころからジャパンで一緒にやり、ライバル意識はもちろんあります。そういう存在が身近にいるのは大きいですね。
宗山 同世代にタイプの違う好選手がたくさんいるので「いい選手ばかりだな」と見ていました。自分は史礁がライバルというよりは、みんなで盛り上げていきたいという感覚のほうが強いです。同じ年代の選手が活躍するのはうれしいですし、同世代で引っ張っていけるぐらいの活躍をしたい思いでプレーしています。
──ロッテ対楽天戦。球場で顔を合わせた際は、話はしましたか。
西川 はい。試合前のアップのときとか、あいさつに行ったときとかですね。僕は大輔さん(楽天・
中島大輔)と(高校・大学の)先輩・後輩の関係なので、ほぼ塁がすぐ横にいるんです。そこでよく話をします。
宗山 大学時代から代表で一緒になる機会が多かったので、大学生のときからずっと知っているというか、もう顔なじみという感じです。
──さて、プロ野球人生で一度の機会しかない新人王のタイトルについて、こだわりはありましたか。
西川 「コイツには負けたくない」というより、とにかく自分のことで精いっぱいで、毎試合結果を出すことしか考えていませんでした。その結果として新人王を獲れたことはうれしいですし、また2年目以降が大事になってくると思うので、そこは頑張っていきたいなと思います。
宗山 タイトルは自分でコントロールできる部分ではないところもありますし、とにかく今の自分にできること、今持っているものを出そうという思いで1年間やっていました。あまり周りは見ずに、どう言われようが関係なく・・・
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