2026年ドラフト戦線の目玉野手の一人だ。勝負強い打撃、広い守備範囲と強肩、俊足と高いレベルで攻守走三拍子がそろう。「ドラフト1位」を目標に、ラストイヤーも自己研鑽に励む。 取材・文=中野聖己 写真=矢野寿明 明大全勝Vの立役者
勝負の2026年を晴れやかに迎えた。年末年始は実家のある兵庫県高砂市に帰省。両親や兄とゆっくり過ごし心身ともにリ
ラックスできたのと同時に、今年一年の明確な目標を再確認することができたからでもある。「中学のチームや高校にあいさつに行かせていただいて、監督やコーチに『プロに行きたい』という気持ちを伝えることができました」。
全播磨硬式野球団
ヤング、報徳学園高と中高時代は地元でプレー。育ててくれた恩師たちに直接、進路の意思表明ができたことに、大きな意味があった。
昨夏の日米大学選手権では二番・中堅(第4戦は右翼)で全試合に先発出場。第2戦で値千金の3ランを放つなど、日本の5戦全勝優勝、史上初の3連覇に貢献した。国際大会での活躍も光る攻守走そろった逸材に、メジャースカウトの評価も高まっている。
「将来的にメジャーへ行きたい思いはありますが……」と前置きをしながらも、「まずは日本のプロ野球で頑張りたいと思っています。日本のプロ野球に行けるかどうかも、今年一年にかかっていますので。日本代表としてトップのレベルで選ばれるくらいの選手になれるように頑張りたい」と、地に足を着けている。
報徳学園高では、2年秋に投手に転向し、3年春は兵庫県大会を制して近畿大会4強へ導いたエース。投打二刀流として当時から注目の選手だった。明大進学後は1年春からリーグ戦デビュー。投手としての能力も買われ、1年時はブルペンに入ったこともあるが、野手に専念すると1年秋から中堅レギュラーの座をつかみ、リーグを代表する好打者へと順調に成長していった。3年秋は不動の三番としてチームトップの10打点をたたき出し、10戦全勝優勝に大きく貢献。目標に掲げてきたベストナインを初受賞し、リーグ4位の打率.390をマークと、自己最高のシーズンとなった。それでも、課題や反省の言葉が口をつく。
「春に比べればコンスタントに打てたんですけど・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン