長身から投げ下ろす154キロのストレートは威力十分。変化球の精度も高く、昨春のセンバツでは優勝に貢献した。甲子園通算6勝。すでに全国舞台でのアピールを済ませており、最終学年でどれだけ上積みできるか。 取材・文=岡本朋祐 写真=BBM 
横浜高の活動拠点である長浜グラウンドの三塁後方にあるブルペンで撮影。一冬をかけて、心身ともレベルアップしてきた
小さいことを地道に
昨年11月ごろからハマっていることがある。生活面から野球につなげていく、
織田翔希らしい発想だ。
「ちょっと変わっているんですけど、利き腕ではない左手でご飯を食べるようにしているんです。脳を活性化させるという意味で、左で食べるとたぶん、右脳が活性化する、と聞いたんです。自分は右投げ右打ちですので、右手で食事し、右手で文字を書いていると偏り、左右の差というのが生じてしまうので、そこを改善しようと取り組んでいます。左でもだいぶ食べられるようになりました」
自身の性格を分析してもらうと、野球人・織田の自己管理能力が見える。
「やるときはやる、というか、メリハリ、継続する力というのは、あるんじゃないかなと思います。横浜高校の長浜グラウンドにはいつも、たくさんの卒業生、関係者が訪問され、話を聞く機会に恵まれています。教えていただいた際、その場では分かっていても、実践できないこともある。十分に理解をした上で、毎日怠らず取り組む。例えばピッチングの基本になるキャッチボールに対する意識もそうですけど、小さいことをどれだけ地道にやれるかが大事だと思ったので、そこは自分としては、しっかりやるようにしています」
あこがれの選手はドジャース・
山本由伸。連覇を遂げた昨年のワールド・シリーズはリアルタイムで見られなかったが、別の方法で視聴した。
「人から見て、応援したいなと思っていただけるような選手をいま、自分たちはチーム全体で求めているんです。愛される選手というのが、理想かと思います。山本さんの野球に対する姿勢、マウンドでの立ち居振る舞いを見ても『自分もこうならないといけない』というのがあります」
尊敬する人物は聞くまでもなく、同校のレジェンド・
松坂大輔である。
「横浜高校に来て、野球部で活動する以上、松坂さんに尊敬という以外の言葉は浮かびません。身近な存在としては昨夏までの主将・・・
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