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2026背番号物語 誇り高きプロの象徴

【侍ジャパン編】使命を胸に刻む「89」 王貞治、栗山英樹、井端弘和に継承された『野球の伝道師』

 

侍ジャパンは2大会連続4度目の世界一を目指す。第6回WBCは3月6日、台湾との初戦(東京ドーム)を迎える。チームを指揮する井端弘和監督は、背番号「89」を着ける。過去2人の指揮官の魂が詰まっている。
写真=BBM

昨年11月15日、王貞治氏が代表を務める「球心会」のイベントで、侍ジャパンで背番号「89」を着けた歴代3人の監督がそろい踏みした。左から井端監督、球心会・王代表、同・栗山英樹副代表[写真=高原由佳]


ダイエー時代からの代名詞


 サンディエゴの夜風に吹かれながら3度、宙に舞った。王貞治監督の「89」の背中を、日の丸ナインは全力を振り絞って押し上げた。

 2006年3月20日、米カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークで行われた第1回WBC決勝・キューバ戦。3時間40分の死闘を制して、王JAPANがWBCの初代日本一に輝いた。

 日本テレビ系で午前10時45分から生放送されると、4時間半の放送にもかかわらず、平均43.4%の高視聴率を記録。王監督が胴上げされた瞬間、最大の56.0%に達した。

 現在に至る国内のWBC人気、侍ジャパン人気を語る上で、この第1回の国民的な盛り上がりは欠かせない。頂点への道のりは、決して平坦なものではなかった。

 第1ラウンドでは韓国に敗れ、第2ラウンドのアメリカ戦では“世紀の誤審”に見舞われた。8回に三塁走者・西岡剛がレフトフライでタッチアップを試み、本塁に生還したが、球審のデービッドソン氏は離塁が早かったとして得点を認めず。王監督による必死の抗議は実らなかったが・・・

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