西口文也監督が就任した昨季、最下位脱出を果たしたが3年連続Bクラスの5位に終わった西武。さらなる浮上へ課題の得点力不足を解消するためにFAで獲得したのが桑原将志だ。熱い気持ちでプレーする外野手。その野球観とは――。 取材・文=小林光男 写真=川口洋邦、兼村竜介 
キャンプでは何事にも全力で取り組む姿勢を見せている
苦手だからこそ移籍
南郷キャンプで新背番号「7」がハツラツと動き回っている。チーム再建の切り札としてオフに西武へFA移籍したプロ15年目のベテラン。DeNAではムードメーカーとしてチームを盛り上げていたが、実は人見知りだと言う。それでも移籍を決断したのは「野球人としても、人間としても深みを増したいから」。自然体でレジェンドブルーのユニフォームに袖を通している。 今回、FA移籍でライオンズという新天地に飛び込みましたが、実は環境を変えることは苦手なんですよ。でも、苦手だからこそ、挑戦したいという思いが芽生えてきました。人間誰しも慣れた環境は居心地がいいですし、プレーしやすい。でも、やっぱり環境を変えることによって新たな自分が見つけられると思います。一皮も二皮もむけ、自分をさらにアップデートさせて、もう一花、二花咲かせたい。のちのち野球人生を振り返ったときに「移籍して良かった」と実感できるのではないか、と。
ただ、恐怖心もありましたよ。もちろん、セ・リーグからパ・リーグに変わることへの怖さも。セがパより力が劣っているとは思わないですけど、パは投手、野手を含めて力のある選手が本当に多い。そういった環境の中で、自分がどこまで勝負できるのか。相当な強い気持ちと、しっかり準備を重ねなければ到底生き残れないでしょう。
怖さはありますが、それに打ち勝つために自分がどう日々を過ごしていくか、その過程がすごく大事になります。とにかくリーグが変わっても、まずは自分の持っているものを最大限出すことに注力したい。その中で自分に足りないもの、こうしないといけないというものを肌で感じながら成長していきたい。もちろん、いろいろな方にアドバイスを仰ぐことになるかもしれません。
僕はベイスターズにいるときからコミュニケーションを取ることはすごく大事にしていました。ライオンズでもそれは変わらない。仲良くなる秘策なんてないですよ。ありのままの自分で。もちろん・・・
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