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WBC特集 第1弾【回顧編】 激戦の足跡

【WBC2006】第1回大会優勝 失点率差で決勝ラウンド進出 侍ジャパンが初代王者に

 

世界一を決める大会として16の国と地域が参加してのスタート。イチロー(マリナーズ)、松坂大輔(西武)がチームの中心となり、決勝までに3敗と苦しみながら、最後はキューバを下して優勝を決めた。

頂点をつかんだ“王ジャパン”。誰もが子どものように喜びを爆発させて世界一を喜んだ


【監督】王貞治

 最初は誰もが半信半疑だった。「WBC」と聞いてボクシングを思い浮かべる人も多く、それが野球の世界一を決める大会と言われてもすぐには理解できなかったはずだ。当初は日本もMLB側の一方的な開催通告や開催時期の問題から選手会が反対を表明。しかしソフトバンクの監督を務めていた王貞治が代表監督に就任し、メジャーを代表するイチロー(マリナーズ)の参加が決定。松井秀喜(ヤンキース)をはじめ日本人メジャーが続々と出場辞退となり、真の日本代表とは言い難かったが、それでもイチロー、松坂大輔(西武)が中心となり、特にイチローの存在、高いモチベーションがチームの士気を高めていった。

 東京ドームでの第1ラウンドを突破して進んだ第2ラウンド。その初戦のアメリカ戦で事件が起きた。3対3の同点で迎えた8回表、一死満塁から岩村明憲(ヤクルト)の犠飛で三走の西岡剛(ロッテ)が勝ち越しのホームイン。遊撃手のジーターは西岡の離塁が早いと二塁塁審に訴えるもセーフの判定。ところがアメリカのマルティネス監督が球審に訴えると判定が覆った。王監督がベンチを飛び出して抗議するも認められず、最後はサヨナラ負けに終わった。

 続くメキシコ戦は勝利したものの、決勝トーナメント進出をかけた韓国戦は第1ラウンドに続いて1点差での惜敗。マウンドに韓国国旗を掲げられる屈辱も味わった。これで1勝2敗となり、決勝トーナメントは絶望的となったが・・・

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