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WBC特集 第2弾【展望編】 連覇への挑戦

【WBC2026】侍ジャパン・松本裕樹(ソフトバンク)インタビュー 日の丸の防波堤「どんな場面でも行けるように」

 

第3回WBCの東京ラウンドでMVPを獲得した井端弘和監督から、全幅の信頼を受ける。「僕の中で一番タイミングが取りづらい。ちょっと嫌」と最大級の評価。平良海馬石井大智松井裕樹と想定されていた救援陣が相次いで出場辞退。日本の「救世主」として、期待が高まる。
取材・構成=岡本朋祐 写真=高原由佳

2月23日、ソフトバンクとの壮行試合[サンマリン]後、投手陣の登板機会確保のため、特別練習として2イニング追加。松本は1回無失点と、慣れ親しんだ背番号「66」を着け、安定感抜群だった


本隊で始動の意図


 プロ入り11年目の昨シーズン、最優秀中継ぎ投手のタイトルを初受賞した。51試合登板で防御率1.07、39ホールド。阪神との日本シリーズでも5試合中4試合に救援して2ホールド1セーブで、甲子園では日本一の胴上げ投手に輝いた。満を持しての侍ジャパン初出場である。

──初選出の率直な感想をお願いします。

松本 実際に選ばれるかどうかは分からないところでしたけど、選出の連絡を受けたときは素直にうれしかったです。ずっと出場したいという思いを持っていましたので。

──松本投手にとって「侍ジャパン」とは、どういう位置付けでしょうか。

松本 各チームの実力者、日本のトップの人たちが集まる集団だと思います。

──試合終盤での起用が予想されます。

松本 代表入りすることを想定して、1月の自主トレも例年より早く体をつくってきましたし、どこで投げてもいいような状態に仕上げ、侍ジャパンの合宿に合流してからも調整してきました。大会本番で最高のパフォーマンスができるよう、心と体の準備をしてきたつもりです。

──昨季は阪神との日本シリーズ第5戦で胴上げ投手。侍ジャパン強化試合と、11月中旬までシーズンが続きました。

松本 例年になく長く投げていた分、体を休める期間は短くはなったんですが、コンディション的に問題はありません。

──2月のソフトバンクキャンプはS組でした。調整が一任される立場にもかかわらず、2月1日から宮崎で、チーム本隊として動いた意図はどこにあったのでしょうか。

松本 シンプルに、サポートしていただける方がこちらのほうが多いので。ずっと何年も見ていただいているスタッフがいますし、ブルペンでボールを受けてくれる捕手もいます。総合的に、チームとして始動したほうが良いと考えました。段階を踏んで、強度を上げていきました。

──投手が直面するWBC仕様のボールについては、アジャストできていますか。

松本 強化試合以降もWBCの使用球でキャッチボールをしていました。日本の使用球とは質が異なり、ちょっと滑る感覚はありますけど、ちゃんと揉(も)めば、そこまで気にならないと思います。

──強化試合で初めて実戦で経験した、ピッチクロックへの対策はいかがですか。

松本 強化試合前の練習では意識してやっていましたけど、結構、しんどかったんです。ファウルとかは起きないので、ずっと同じテンポで投げ続けることになるので……。ブルペンでは・・・

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