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WBC特集 第2弾【展望編】 連覇への挑戦

【WBC2026】侍ジャパン投手陣の戦力分析 世界一連覇へ先発型重視と新ルール対応

 

侍ジャパンは宮崎でのキャンプと6試合の強化試合を経て、いよいよ3月6日に東京ドームでWBCの初戦を迎える。史上最多となる8人のMLB勢が参戦するなど、“史上最強”を更新したと目される日本代表は果たして連覇を成し遂げることができるのか。井端弘和監督の思い描く戦略と開幕直前の現在地をひも解く。
文=杉浦多夢[侍ジャパン担当] 写真=高原由佳、榎本郁也、BBM、Getty Images
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 井端弘和監督が就任時から「日本の伝統的なストロングポイント」と口にしているように、どれほど攻撃陣が強力になろうとも「投手力」こそが侍ジャパンのベースとなることに変わりはない。中でも世界屈指の陣容を誇るのが先発陣。想定外の事態も逆手にとり、最大のストロングポイントをさらに前面に押し出す形で決戦に挑むことになる。

 指揮官は当初、「投手15人」体制を想定していたが、結果的に選出されたのは「投手・大谷翔平」を除いた14人。その中から西武平良海馬が左ふくらはぎの肉離れにより出場を辞退すると、代わりにリリーバーである藤平尚真が選出されたものの、左アキレス腱断裂の阪神石井大智の代役には先発型の隅田知一郎が選ばれ、左股関節の違和感で出場辞退となったパドレス・松井裕樹に代わって選出されたのも同じく先発型の金丸夢斗だった。

 今回のWBCも1次ラウンドは65球、準々決勝ラウンドは80球、準決勝と決勝は95球の球数制限があり、第2先発の働きが大きなカギとなることは分かっていたが、指揮官が「イニングをこなせるピッチャーをより多く選んだ。日本ラウンドは3人くらいでつないでいって7回、8回まで行ってくれれば」と説明するように、第2先発はもちろん、第3先発までを想定しながら先発型の投手たちを中心にイニングを稼いでいく戦略に完全にシフトした。

 もうひとつ、「三打者最低打席制」がある。投手は交代した際、最低でも3人に投球を完了するか、イニング終了とならない限り交代することができない。つまり、いわゆる“ワンポイント起用”ができないこともリリーフ陣の運用戦略に影響を与えた。「先発型重視」は当初からの戦略ではあったものの、リリーフ陣の故障者続出によって、さらに明確に舵を切ったと言える。

 それでも先発投手、スターターの存在が大きな意味を持つことに変わりはない。中心となるのは・・・

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