満員の横浜スタジアム。データを駆使する組織体制。大洋時代からチームを知る田代富雄コーチは、復帰してチームの進化に驚いたという。しかし、どれだけ環境が整っても変わらないものがある。それは“自分で考え、感じる力”。歴史を知る男が語る、横浜の現在と未来。 取材・構成=早川大介 写真=BBM 
DeNA・田代富雄[巡回打撃育成コーチ]
データと感覚
大洋時代にプロとしての一歩を踏み出し、横浜ベイスターズ、そして横浜DeNAベイスターズへと続く球団の歴史を現場で見つめてきた。時代が変わり、野球が変わっても、変わらない本質がある。 僕が入ったのは、1973年、まだ大洋の時代。当時はそんなに強くなくて、Aクラスや優勝争いもあまりなかった。なかなか思うようにいかない時代でした。シーズンが始まる前は一応優勝争いするとか言われていて、春先はいいんです。ただ、途中で失速してしまい、Bクラスが多かったという感じでしたね。当時の大洋は個性豊かな選手が多くて、一軍に上がったときはやっぱりビビってた。松原(
松原誠)さんや福嶋(
福嶋久晃)さん、伊藤(
伊藤勲)さんと本当に個性あふれる方が多くて。その中で「これプロで飯食えるかな」って感じていましたよ。
現役引退後は97〜2010年までは横浜ベイスターズでコーチをして、そのあと、他球団のコーチを経験して、19年に横浜DeNAベイスターズに戻ってきました。驚いたのは・・・
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