過去最強の侍ジャパンと期待されながら、初めて準決勝に進めず敗れ去った。まざまざと見せつけられたメジャーの底力。このままでは日本の野球は衰退すると、高木氏は悔しさ以上に危機感を覚える。 
アメリカ有利で平等とは言えない大会条件も大きな課題。「1カ所開催も検討すべきでは」と高木氏[写真=Getty Images]
近藤不振の要因 世界基準の統一
大会連覇に向けて期待は大きかったと思いますし、今回はメジャー組も過去最多で最強の侍ジャパンと言われていましたから、準々決勝での敗退は残念でした。ただ、WBCの権威も上がり、今回のレベルは非常に高かった。日本だけでなく、アメリカをはじめとした各国も過去最強のチームでした。各国がメジャー組をそろえて本気で世界一を目指してきたということです。
前回大会の決勝の最後のシーン、
大谷翔平が
トラウトを空振り三振に斬って世界一を決めました。誰もがあのときの大谷に憧れ、大谷のようになって、母国の世界一に貢献したいと思ったはず。各国の選手たちのモチベーションも第1回大会と比べれば雲泥の差で、それが大会のレベルアップにつながっているのは間違いない。やっぱり大谷は世界のスーパースターです(笑)。
日本が1次ラウンドを4連勝で突破して準々決勝に進んだとき、行けるぞというムードも少なからずあったようですが、私はそうは思いませんでした。初戦の台湾戦には
コールド勝ちをしたものの、韓国、オーストラリアに苦戦し、チェコには9対0も7回までは0対0。接戦続きでした。打線もメジャー組の3人こそ活躍していましたが、ほかの打者の調子が上がってこない。
近藤健介の不振ばかりがクローズアップされていましたが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン