大舞台が人を成長させる。この春のセンバツで輝いた選手の一人である。投げるたびに、自信を植え付けた。ネット裏で視察するNPBスカウトの評価も急上昇。将来を見据えた上で、充実の春となった。 取材・文=沢井史 
花咲徳栄高との準々決勝では1対8の3回表から四番手として救援した。7回無失点で流れを呼び戻すと、最大8点差を大逆転勝利した[写真=牛島寿人]
球質が格段のレベルアップ
1年夏以来、2度目の甲子園となった今春のセンバツは、
杉本真滉の逸材ぶりを全国に広める大会となった。屈指の好カード・花巻東高(岩手)との1回戦。昨春のセンバツ8強進出校で三番・
赤間史弥、四番・
古城大翔、五番・
萬谷堅心ら強打者が並ぶ打線を7奪三振、散発3安打完封と堂々のマウンドを見せつけた。
「真っすぐ、変化球でも押せたのが良かったです。相手の嫌がる球も投げることができたと思います」
両サイドに角度のあるボールを投げ分け、昨秋に比べると格段にストレートに力強さもついた。三振は「取れたらいいなという気持ちで投げているのでこだわりはないです」と明かしたが、高めを使って空振りを奪い、注目のクリーンアップには、萬谷にしか安打を許さなかった。
「少しでも甘くいくと打たれるので、慎重に投げられましたし、高めもうまく使えたと思います。少し浮くこともありましたが、そこはうまく投げられました」
無尽蔵のスタミナを見せ・・・
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