昨オフ、球団として3年ぶりの外国人野手の2年目契約となった。同じドミニカ共和国出身のモンテロとのコンビで、若手中心の打線を盛り立てる。チームを高みに導き、そして、より長くこの場所で。助っ人の仕事の先に、プレーヤーとしての夢を描く。 取材・構成=相原礼以奈 写真=井沢雄一郎、BBM 
4月7日の巨人戦[マツダ広島]で今季1号本塁打。ダイヤモンドを一周しながら空を仰ぐ
日本野球への適応と学び
強打の外野手として期待され、昨シーズンはいずれもチーム最多の138試合出場(小園海斗と同数)、17本塁打、65打点。打率はリーグ9位の.276。前半戦から結果を残し、打線をけん引する存在となった。昨季終了後からレギュラーの白紙、横一線の競争を強調した新井貴浩監督も、内野で小園、外野でファビアンだけは固定を明言する信頼度だ。来日前は「何も分からなかった」という日本野球への適応を見せた昨季。その経験を糧に、強い思いで2年目のシーズンを戦う。 ──まずは、日本でプレーすると決めたときのことを教えてください。
ファビアン 日本のプロ野球はレベルが高いと海外ではみんな言っていましたが、僕自身は日本のことをあまり知りませんでした。でも、代理人から日本の球団との契約の話を聞いて、FAとなっていたこともあり、なんとか「やってみよう」と自分の中で決めました。最初は、日本の文化がどんなものか、食べ物などが合うかも分からず、すごく心配でした。
──未知への挑戦だったのですね。
ファビアン でも、来てからは全然違って、全部、めちゃめちゃ好きです。広島のファンの応援は見たことのないものでしたが、スタジアムが盛り上がって、楽しくてとても好きです。だから今は、ほかのところには行かず、日本でずっとプレーしたいと思っています。
──来日前から、同じくドミニカ共和国出身で元選手の通訳・
ファン・フェリシアーノさんのサポートがあったそうですね。
ファビアン 何度かドミニカに来てくれて、食事をしながら日本の文化やプロ野球のこと、チームのこと、日本の人の性格などをいろいろ教えてもらい、すごく助かりました。おかげでチームメートとはすぐに家族のようになれましたし、すごくいい雰囲気でプレーができて、とても幸せです。モンテロとも常に話をしていますし、フェリシアーノにはとても支えてもらっています。
──日本での2シーズン目となる今季は、どんな意識で迎えましたか。
ファビアン 昨年は・・・
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