週刊ベースボールONLINE

2026ドラフト特集 注目選手CLOSE-UP【社会人編】

【2026ドラフト注目選手】ヤマハ・沢山優介 WBCを経て芽生えた自信「プロは小さいころからの夢。22歳になった今も、その気持ちは変わらない」

 

今大会のWBCで一躍脚光を浴びた。両親がルーツを持つブラジル代表として出場し、2試合、計8イニングを投げて無失点。昨秋の日本選手権王者・ヤマハ入社5年目を迎える長身サウスポーは、「信じられるボール」を手にして野球を始めたころからの夢へと突き進む。
取材・文=佐々木亨 写真=菅原淳

沢山優介【評価】A 【選手タイプ】井川慶[元阪神ほか]、マルチ 【MAX】151キロ 【変化球】チェンジアップ、スライダー、カーブ、スプリット


国際大会を通じて成長


 沢山優介が発する言葉の一つひとつには自信がにじむ。

「結果も出てきて自信がついてきましたし、調子の波が少なくなった」

 2022年にヤマハに入社して以来、初めて大舞台で確かな結果を出したのは昨年11月に行われた社会人野球日本選手権大会でのことだ。

 NTT東日本との準決勝。1点リードで迎えた6回裏から二番手としてマウンドに上がった沢山は、150キロに迫るストレートにチェンジアップを中心とした変化球を織り交ぜ、2イニングをパーフェクトピッチング。2つの三振を奪いながら無失点に抑えた。のちに優勝するヤマハにとっても、そのピッチングは一つの分岐点だったと言える。

「昨年の日本選手権のマウンドから自分のボールを信じて投げられるようになりました。大舞台で初めて活躍できて自信になりましたし、自分は良い球を持っていると再認識できた。どう調整していくかということも含めて、あの試合でのピッチングは、その後のWBCでも生きました」

 南米ブラジルにルーツを持つ両親の下、静岡県浜松市で生まれ育った沢山は、これまでブラジル代表として何度も国際大会を経験してきた。今年3月に開催された第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では4度目の招集。自身初となる本戦のマウンドでは、のちに4強進出を果たすイタリアとの一戦で先発して4回無失点。イギリス戦でも先発した沢山は、同じく4回無失点に抑えて世界にその名を残した。

「ブラジル代表に合流してからコンディションが良かった。気候の変化もあって、多くのことでイレギュラーなことがあったんですが、そういう中でも自分の体を理解して、体に刺激を入れながら、自分自身をコントロールできた。技術的にもうまく調整できた。イタリア戦では、自分のボールを信じて投げられた。たまたまではなく、しっかりと狙って出した結果でした」

 普段から耳にする音楽を聴き、リラックスした状態で大会を過ごした・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング