週刊ベースボールONLINE

2026大谷特集 どこまでいくの!? The SHOHEI's EVOLUTION

【連続写真(解説=岩隈久志)投手編】大谷翔平「高校時代から完成されたフォームも体の負担軽減と伸びを重視した型へ」

 

花巻東高時代から超一流選手だった。日本ハム、エンゼルスそしてドジャースと移籍するたびに成長を見せてきた。プロ入りして14年目を迎え、どのような進化をしたのだろうか。ここでは投打の各所属チームごとの連続写真を見ながら、投打の野球解説者のレジェンドに技術的な観点で、大谷の技術進化を聞いてみた。
連続写真=BBM、MIZUMI MIWAKO(2026年)

写真=Getty Images


左足の踵の使い方に変化



 高校3年生のセンバツの連続写真を見て、完成された投球フォームにビックリさせられました。今回、4つの連続写真を見て、プロ1年目(B)だけ、少し気になる点がある程度で、それ以外は基本的な投げ方に変化はないです。変化がないと言ってしまうとこの企画が終わってしまうので……(笑)。進化した部分もありますので細かく見ていこうと思います。

 花巻東高校時代にすでに160キロをマークしていたこと自体がすごいのですが、それ以上に、2度のトミー・ジョン手術や、ケガをしながらも、32歳となる2026年になっても、真っすぐの球速帯が変わらないことがすごい。この球速があるからこそ、さまざまな変化球で打者を惑わすことができています。

 その中で、高校時代とプロに入ってからの違いの一つは、左足の着地の方法になります。高校時代のA[9]を見てもらうとややつま先からマウンドに着地しようとしています。さらに日本ハム1年目のB[11]でもまだつま先側から土を踏んでいる。しかし、プロ3年目のC[7]ではつま先を上にあげ、踵から着地をしています。さらにドジャースでのD[6]などはより高くつま先を上げてゆっくりと踵から下ろしています。

 高校時代、160キロを投げていて、本人も速さへの意識が強かったのではないでしょうか。左足をつま先から着地させて、上半身のパワーを左足全体で受け取り、その反動で右腕を走らせ速いボールを投げる感覚だったと思います。身長も高いので、上から投げ下ろしたいという意識もあったのではないでしょうか。A[10]では左肩が下がっていることから、推測ができます。この投げ方だと・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング