花巻東高時代から超一流選手だった。日本ハム、エンゼルスそしてドジャースと移籍するたびに成長を見せてきた。プロ入りして14年目を迎え、どのような進化をしたのだろうか。ここでは投打の各所属チームごとの連続写真を見ながら、投打の野球解説者のレジェンドに技術的な観点で、大谷の技術進化を聞いてみた。 連続写真=BBM、MIZUMI MIWAKO(2026年) 
写真=Getty Images
特大のインパクト
私が
ソフトバンクに移籍した2年後に大谷選手が日本ハムに入団してきました。当初から持っているものは素晴らしかったですね。ピッチャーとしてはもちろん、当初はライトを守ったりもしていましたが、肩の強さとコントロールを含めてスローイングの素晴らしさというのは、普通ではありませんでした。もちろんバッターとしてのスイングの速さも際立っていた。今になって思うと、最初から目指している場所、見ている景色が違っていたのかなと感じますし、しっかりと目指している方向に向けて進化を続けていったのだと思います。
そんな選手でしたから、一つひとつのプレーで与えるインパクトが大きかったです。当時、ソフトバンクと日本ハムはライバル関係にありましたが、対戦している側からしてみたら食らうダメージは計り知れないものでした。2016年にソフトバンクは日本ハムに大逆転でのリーグ優勝を許してしまいましたが、その象徴的な試合が直接対決で一番・投手としてスタメン出場し、初球先頭打者ホームランを放った試合でしょう(7月3日、ヤフオクドーム)。初球のストレートを狙って打ったというのならまだ分かるのですが、スライダーをライトスタンドに運ばれてしまいました。
初球でドンと大きなダメージを食らい、投げても8回無失点です。ただ、私自身が覚えているのは初球のホームランだけ。実はこの試合で私はエラーを犯して失点につながっているのですが、あるテレビ番組で見返すまで忘れてしまっていたくらいです。自分のミスを忘れてしまうくらい、初球ホームランのインパクトは強かったですし、その後のペナントレースの展開を含めて、チームとして受けたダメージも大きなものがありました。
ノーステップと深いトップ
そんな大谷選手の打撃フォームの進化を、私なりの視点で解説していきます。花巻東高時代や日本ハム1年目の打撃フォームも十分に素晴らしいものがありますが、それでも2015年のフォームを経て、2026年のドジャースでの打撃フォームには劇的な変化と進化を見て取ることができます。
一番の大きな変化は・・・
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