大谷翔平の打撃面での活躍を語る要素の一つに、バットの変化がある。プロ入りから現在に至るまで使い続けている木製バット。年月を重ねる中で、複数の要素において多様な変化を遂げてきた。ここからはそれらの変遷を紹介していこう。 取材協力=野球殿堂博物館 写真=Getty Images、桜井ひとし 
2026年シーズンの使用バット。複数のバットを試し、調整を重ねながら自分に合ったバットを見つけているところか
素材・長さ・重さの三要素
プロ入りした2013年から、長きにわたりアシックス社製のアオダモのバットを使っていた。アオダモは北海道や本州北部で産出され、柔らかくしなりが大きいことが特長とされる。
日本ハム時代はその感触、持ったときのバランスを好み、33.5インチ(85.1センチ)、31.9オンス(905グラム)のものを継続して使用した。
バットにTamoと記載があるように、(
【写真2、3】)メジャー移籍後もアオダモ製バットを継続して使っていたことが分かる。
MLB1年目の18年は長さ33.46インチ(85センチ)と、日本ハム在籍最終年の17年より少し短く(
【写真2】)、先端がくり抜かれ軽量化した「くり抜きバット」を取り入れた(
【写真3】)。
同バットは、先端部分(ヘッド)を軽量化することで、重心を手元寄りにし・・・
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