MLBに移籍した日本人メジャーの多くは、年々肉体が大きくなるイメージだ。大谷翔平も同じように大きくなっているように感じる。そのMLBでより強靭な肉体になり、野球界を代表する選手になった。ここではMLB現場で対戦したり、取材をしている関係者に、メジャー移籍後の二刀流の体の変化について話を聞いてみた。 文=樋口浩一 写真=Getty Images 2018年 エンゼルス 
エンゼルスに入団した2018年の大谷翔平。体の線はやはり細く見える。これでも十分にメジャーでは通用したが、さらなる肉体改造を行っていった
ケガの戦いの中で強い体へと
大谷は今季、メジャー9年目を迎えた。2018年の1年目から肉体を強化し、投打にわたってほかのメジャー選手にはマネのできないような成績を挙げてきた。18年のエンゼルスのメディアガイドによると、身長6フィート4インチ、体重200ポンドであった。193cm、92kgである。翌19年に6フィート4インチ、210ポンド(95kg)となってから、今季までこの公称の数字は変わっていないのだ。ただ、打撃面でパワーアップぶりを振り返ることができる。18年における打球の平均速度は92.9マイル(約149.5キロ)であった。そこからスタートし、23年以降はずっと94マイル(約151.3キロ)以上。打者に専念した24年は95.8マイル(約154.2キロ)で、今季も4月終了時までで94.5マイル(約152.1キロ)である。年々より強い打球が飛ばせるようになっているのだ。
だが、メジャーでの歩みを振り返ってみると、故障との戦いがあった。ことに最初の3年間は毎年苦しんできた。18年はア・リーグ新人王に輝いたが、6月に右肘内側側副じん帯に損傷が見つかり、シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受けた。
19年は投手として登板できず打者一本だったが・・・
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