平成の牛若丸と言われた華麗な守備でファンを魅了した。新人王を獲得も阪神でのタイトルや受賞歴はないが、多くの遊撃手の憧れでもあった。また、内野守備コーチとしても12年以上、名手たちを育ててきた。その久慈氏に二遊間の意識の持ち方などを聞いた。 取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM 
走者をよけながらいかに素早く二塁手のボールを受け取り、一塁に送球してゲッツーを成立させるかが二遊間の見せどころだ
人工芝の守備は楽だと感じた
プロ1年目のキャンプではどうやって自分をアピールしたらいいのだろうと思っていました。ドラフト2位で入り、即戦力ということになるので、一軍で試合に出るには守備しかないよな、と思っていました。入団当時は平田(
平田勝男、現二軍監督)さんも岡田(
岡田彰布)さんもいて晩年でしたが、一緒にやりました。
守備に関しては、高校(東海大甲府高)のときは基礎なんて教えてもらったことはないですね。ただノックの数をこなしてアウトにするだけ。社会人(日本石油)に入ってから基礎を徹底的に教えてもらって、そこである程度自信が付きました。
本拠地となった甲子園球場は土のグラウンドで、難しいとは言われますが、高校時代も社会人時代も土のグラウンドで練習しプレーしていました。だから甲子園ではプレーしにくいというような違和感はなかったです。むしろ人工芝でやる機会が少なく、社会人の都市対抗で東京ドームでプレーするくらいでしたから、逆に人工芝に慣れていませんでしたね。ただ慣れてくると''「こんなにラクなグラウンドはないな、イレギュラーしないんだから」と思いながらプレーしていましたね。
当時は・・・
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