1936年に「阪急職業野球団」として発足。阪急ブレーブス、オリックス・ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブを経て、2005年に近鉄と合併しオリックス・バファローズとなった球団は今年で創設90周年を迎えた。メモリアルイヤーに、球団史を彩る外国人選手を振り返っていく。まずは現役右腕コンビだ。
ともに入団3年目。今季、ローテーションの中心を担う先発・エスピノーザ、球団連続セーブ記録を樹立した守護神・マチャドはチームに欠かせない現役助っ人コンビだ。投手の通算成績でも上位に名を連ね、球団史に名を残す活躍を見せている。母国ベネズエラの世界一に続き、オリックスを日本一へ導くため腕を振る覚悟だ。 取材・構成=中野聖己 写真=宮原和也、佐藤真一、大泉謙也、毛受亮介、Getty Images ※成績・情報は6月7日時点 
オリックス・エスピノーザ、マチャド[右]
母国ベネズエラの世界一
今年3月に行われた第6回WBCでベネズエラ代表に選出されたマチャドは、リリーフ、主に「8回の男」として7試合中チーム最多タイの6試合に登板。準々決勝で日本、決勝ではアメリカを破り、初の世界一の原動力となった。同じベネズエラ出身のエスピノーザにとっても、チームメートでもある右腕の活躍による世界一は、胸に迫るものがあった。 ──少し時間が経ちましたが、あらためて、WBC優勝おめでとうございます。
マチャド ありがとうございます!(日本語で)
エスピノーザ(エスピ) おめでとうございます!(マチャドを見て日本語で)
──母国として初の世界一を今振り返って、どんな思いがありますか。
マチャド ベネズエラのすべての人々にとって、とてもいいイベントになりましたし、いい思い出になったと思います。日本との準々決勝については、ほかのピッチャーよりも僕のほうが彼らのことは知っていると思うんですけども、だからこそ打ち取らなきゃいけないと思っていましたし、投げミスをしたら打たれることも分かっていたので、とても集中していました。確かに日本を破りましたけど、日本もすごくいいチームですし、強いチームを破って優勝したことに価値があると思っています。
──エスピノーザ投手は、優勝が決まったときに涙が出たそうですね。
エスピ 僕もNetflixで毎試合見ていたんですけど、優勝した瞬間、マチがどんな感じなのかというのも想像できないくらいうれしかったですし、誇りに思いました。特に今、ベネズエラはいろいろな社会問題が起きているなかで、ベネズエラの人たちにすごくいい力を与えられた、いいギフトになったのかなと思っています。マチには確かにメッセージを送ったとは記憶しているけど、どんな内容だったかはちょっと今、覚えてないね(笑)。現地でどんな感じだったのかみたいな話をしたかな。
マチャド オリックスのチームメートからもたくさんメッセージをもらったし、帰ってきてからお祝いもしてくれたよ。今度また11月にアメリカのシーズンが終わったあと、パレードがあるからすごく楽しみだね。
──マチャド投手はWBC後、エスピノーザ投手は奥様の出産に立ち会って帰国していてチームへの合流が遅れました。シーズンの入りは難しかったのでは?
エスピ 10日間日本を離れたんですけど・・・
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