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2026ドラフト特集 注目選手クローズアップ【高校生編】

香里丘高・岡本翔斗(投手) 大阪公立校の星「この高校から高卒でプロに行くことで、恩返しができたらと思います」

 

1980年創立の香里丘(こうりがおか)高は大阪府の東部・枚方市の高台にある。普通科のみの府立高校で、春夏を通じて甲子園出場はない。夏は2018年の北大阪大会準々決勝進出が最高成績。昨春の府大会で5回戦(16強)に進出して以降、同夏、同秋、今春と3季連続4回戦進出。躍進の中心にいるのは148キロ右腕である。
取材・文=沢井史 写真=佐藤真一

マウンド上でも投球センスにあふれる。3年間、チーム付のトレーナーから指導を受けており、引き出しの多さも魅力だ


入学時から28キロアップ


 中学時代は軟式野球部に所属。高校入学当時、岡本翔斗の最速は120キロ台だった。素材の良さから大阪府内の有力私学も注目していたが「強豪校で管理されて練習するよりも、自分で考えて練習したほうがモチベーションは上がる」と、専用グラウンドはなくても、自分のペースで練習ができる地元の公立校に進んだ。

 入学後、黙々と練習に取り組む姿や球質の良さに目をつけた河本拓也監督は、1年夏から背番号「1」を託した。昨夏の府大会は4回戦で履正社高に0対6で敗退も、6回まで2失点の力投を見せた。

 当時の最速は141キロ。そのころから高校卒業後の進路について悩む中で、河本監督から「目指せるのなら、本気でプロを目指していこう」と声を掛けられた。冬場はストレートの威力アップをにらんだ体づくりに励み、2月のブルペンでは145キロをマーク。7球団のNPBスカウトが集結した関西創価高との今春の府大会の1回戦は、初回に2ランを被弾したものの6対4で勝利。最速143キロ右腕でプロ注目の相手エース・那須英翔に投げ勝ち、自己最速148キロを計測した。

「状態は良かったんですが、初回に真っすぐを本塁打にされて結構、焦りはありました。でも・・・

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