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温故知新の球場物語 追憶のスタジアム

【追憶のスタジアム】あの事件は「地方球場」で起こった! 大乱闘、ハプニング、珍現象

 

年を追うごとに減少している地方球場での公式戦だが、過去に多くの大乱闘、ハプニング、珍現象などが起きている。そう、事件は地方で発生! そして巨人戦が多いのだ!

藤崎台県営球場(現リブワーク藤崎台球場)/熊本県


炸裂した右ストレート(1987.6.11/巨人対中日)

クロマティの怒りは収まらず[写真中央]


 事件は4対0と巨人がリードした7回裏に起きた。中日二番手の宮下昌己が四番・クロマティの背中に死球。ヘルメットを投げ捨て怒り狂ったクロマティはマウンドへ突進。「帽子を取って謝れ!」と詰め寄ったが、宮下は謝らなかった。それをすれば星野仙一監督の鉄拳が待っているのは明らかで、そもそもベンチからのサインである。謝らない宮下にクロマティが渾身の右ストレート。あとは両軍入り乱れての大乱闘に。星野監督が巨人の王貞治監督に対して拳を見せて殴りかかろうとするシーンもあったが、のちに星野監督は「あれは王さんにグー(パンチ)はダメでしょうと言っただけ」と語っている。試合後に星野監督の鉄拳制裁!? を受けたのは宮下を守り切れなかった捕手の中村武志だった。

八橋運動公園硬式野球場(現さきがけ八橋球場)/秋田県


猛牛助っ人に顔面キック(1991.5.19/ロッテ対近鉄)
 2点を追う9回表、近鉄は二死二、三塁と一打同点のチャンス。打席には助っ人のジム・トレーバーが入った。しかしロッテ左腕の園川一美のすっぽ抜けが右背中を直撃。逆上したトレーバーは巨体を揺すって猛突進したが、園川は危険を察して逃げた。それでも“怒れる猛牛”の突進は誰も止められず、ついに外野付近で園川を“捕獲”して押し倒した。5分の中断で一旦は収まったかに見えたが、退場処分を受けたトレーバーが突然、今度はロッテの金田正一監督を目掛けて走り出し、第2ラウンドが開始! ところが標的を前にトレーバーは足がもつれてまさかの転倒、その顔面に金田監督の“金やんキック″が命中した。プロレス顔負けの乱闘劇にも土地柄か、ファンは冷静に見守っていたとか……。

坊っちゃんスタジアム/愛媛県


勝ったはずが負けていた(2012.7.3/広島阪神)
 目を疑うような幕切れだった。2点リードの阪神は9回裏、リリーフの榎田大樹が二死走者なしから・・・

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