先発投手の通算ランキングを紹介していく。「さあ、誰が一番勝っているでしょう?」という質問が愚問になるくらい、あのレジェンドが唯一100勝以上を挙げている。 写真=BBM 当然の結果ではあるが、やはり「レジェンドはレジェンドであった」と言わざるを得ない。多くのファンに「
阪神のサウスポーと言えば?」という質問を投げかけると40代後半以上のファンは「江夏豊」と答えるだろう。当然のように先発での勝利数は断トツの134勝。先発のみの勝利数だと唯一の100勝以上になる。
若い世代には
井川慶という名前も挙がるはずで、2003年には20勝5敗という圧倒的な数字を残し18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。この江夏と井川はともに高卒左腕で、江夏が在籍9年でトレード、井川が8年でポスティングシステムで、阪神を離れている。そのため比較もしやすい。江夏は通算159勝で先発では134勝。井川は通算86勝で、先発85勝。時代背景などもあり井川の登板数は江夏に比べて少ないが、先発の勝率で言えば江夏が.580、井川が.586とほぼ同じなのだ。
それでも江夏がレジェンドと言われるのは奪三振が2000(2224)を超え、防御率が2.42、リリーフでは148試合、9年間で424試合にも投げているからだ。登板数では
山本和行が(中継ぎ、抑えを含め)700試合登板、
能見篤史が443登板を記録しているが、2人とも17年、16年在籍での記録。それだけ江夏が短期間でチームのために腕を振ったということであり、阪神の左腕=江夏豊は永遠である。
一方で、暗黒時代と言われた1980年代後半から90年代のエースであった
湯舟敏郎、
仲田幸司が6位、7位にランクイン。負け数も多いが50勝以上をしているのは獅子奮迅で投げ続けた結果であろう。
現役選手ではなかなかこの数字には到達できないが、過去のサウスポーよりも勝率が優れているのが
大竹耕太郎と
伊藤将司、
高橋遥人だ。大竹が.648、伊藤が.597、高橋が.596という高い勝率をキープ中。球団初のリーグ連覇にはやはりこの3人の左腕の高いパフォーマンスからの勝利が必要不可欠である。
■阪神左投手先発勝利ランキングトップ20 
7月13日時点の成績。アミカケと*は現役選手。自責点の()は個人は自責点、チームは非自責点