12球団屈指の投手力を誇るライオンズ。その先発ローテーションの中心を担うのが、高橋光成と隅田知一郎だ。互いを認め、競い合い、高め合う──。二人が築いてきたのは、個の成長とチームの強さが重なり合う“競闘”の関係だった。優勝争いをけん引する投手王国の強さ、そして頂点への思いを語り合った。 取材・構成=中島大輔 写真=兼村竜介、BBM 
西武・高橋光成、隅田知一郎[右]
投球回数を稼いで先発陣をけん引
パ・リーグで優勝争いを繰り広げているライオンズを支えるのは、チーム防御率リーグトップの投手陣だ。特に先発陣には実力者がそろうなか、入団12年目で29歳の高橋光成と同5年目で26歳の隅田知一郎が柱を担う。隅田がチーム最多、高橋が同2位の投球回数を記録し、二人で先発ローテーションをけん引している。 ──今季もライオンズは投手力が光ります。お互いのパフォーマンスをどう見ていますか。
高橋 隅田
さんはWBC日本代表選手なので、野球を一緒にやらせていただけていることにまず感謝しています。
隅田 いきなり来ましたね(苦笑)。
高橋 (笑)。スミがすごいのはイニングを食えるところ。調子が良くても悪くても試合をつくれる。さらに三振が取れるところも魅力だね。
隅田 光成さんは今年からシンカーを投げていて、それがすごいな、と。僕も新しい球種に挑戦したいんですけど、なかなかできていない課題です。新しい挑戦をしながら結果も残している。その姿は本当に尊敬していますし、僕自身も多くを学ばせてもらっています。
高橋 僕はスミのチェンジアップを投げようと思って遊びでやったことがあるけど、まあムズいですね。
──二人で変化球の話はよくしますか。
高橋 そんなにしないですね。野球の話というより、どっちが変人か(笑)。今はスミが勝っていますね。変人ランキング1位ですよ。
隅田 僕と光成さんのツートップ。
高橋 ツートップ? いやいや、僕はその争いの輪の中に全然入れていない気がする(笑)。
隅田 野球の話でするのは、相手バッターのことですよね。どういう感じで対応してくるとか。この選手はこういうタイプ、このチームはどう臨んでくるということを情報共有しています。
高橋 そうだね。でも、実際は・・・
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