星野仙一監督の退任で2001年オフに指揮官の座を受け継いだ。不可解な途中休養によって2年にも満たない期間ではあったが、山田久志監督の功績は大きく、落合竜の常勝時代へとつながった。 文=玉野大(スポーツライター) 写真=BBM 
監督就任直後の伊良湖での秋季キャンプ。右は佐々木恭介ヘッド兼打撃コーチ、左は鹿島忠投手コーチ
在任2年の開幕オーダー
若いプロ野球ファンは、かつてドラゴンズがセ・リーグで最も強く、君臨し、勝利を謳歌していた時代があったと聞いて、信じるのだろうか。
落合博満監督は就任した2004年に始まり、06、10、11年と在任8年で4度のリーグ優勝、07年には導入初年度(セ・リーグ)のクライマックスシリーズを駆け上がり、日本一にも導いている。
ここで書くのは、そんな常勝軍団の回顧ではなく、その前段。いわばエピソードゼロとも言うべき02〜03年のドラゴンズである。率いたのは山田久志監督。阪急一筋で通算284勝を挙げた“ミスターブレーブス”だ。つまり
中日とも名古屋とも何の縁もなかったのだが、投手育成力を見込んだ前任の星野仙一が頭を下げ、ヘッドコーチとして入団した。99年にはリーグ優勝。3年を経て禅譲に近い形で指揮を執ることになった。
在任2年の開幕オーダーを書く。
■2002年(3月30日、ヤクルト戦=ナゴヤドーム) 一番(遊)
井端弘和 二番(中)
波留敏夫 三番(右)
福留孝介 四番(三)ゴメス
五番(二)
立浪和義 六番(捕)
谷繁元信 七番(一)
山崎武司 八番(左)
井上一樹 九番(投)
山本昌・・・
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