1950年の2リーグ制以降を中心に、リーグ優勝を果たした際の猛虎打線を打順別で考察していく。優勝時には共通点はあるのか!? 個性派ぞろいの猛者たちが織りなす軌跡をたどっていこう。
クリーンアップの大トリともいえる五番打者。打順では一から九番のちょうど真ん中に当たる。ここが機能すれば当然、打線は活発化する。優勝時の五番打者も、まさに圧倒的な存在感を示した猛者ばかりだった。 写真=BBM 85年の日本一のときには首位打者を争った岡田
戦後の「ダイナマイト打線」の五番と言えば土井垣武だろう。1947年の戦後初優勝時には116試合で111安打2本塁打47打点、打率.259の成績だった。本格的にダイナマイト打線と命名された49年にはリーグ6位ながら126試合155安打16本塁打86打点、打率.328の好成績を収めている。だが、翌年のリーグ分裂により
別当薫などとともに毎日に引き抜かれて
阪神を去った。
その後の62、64年のリーグ優勝時の五番は
藤井栄治。62年は関大卒の新人として六番・右翼として開幕スタメン起用される。127試合で97安打2本塁打38打点、打率.240だったが、この年の五番の
ソロムコが三振が多かったこともあり、東映との日本シリーズでは7試合すべてで五番打者として出場した。
63年には五番打者に定着し、打率3割。64年は140試合で140安打9本塁打58打点、打率.266。リーグトップの30二塁打でリーグ優勝に貢献した。藤井は強肩でもあったが、手首も強かったため、使用したバットのグリップは細くヘッドは重かった。そのバットを利用して・・・
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