2003年はチーム打率.287で14.5ゲーム差をつけた。05年はチーム打率.274と打線が機能し、10ゲーム差でリーグ優勝を果たした。メンバーは大きく変化していないが、星野仙一監督、岡田彰布監督という名将2人が考え抜いた打線で、圧倒的な力を発揮した。その2つのシーズンを振り返る。どちらも強打者・金本知憲という打者を生かした打線だった。 文=柏原誠(日刊スポーツ) 写真=BBM 
大補強を敢行し、打線のバランスを考えて独走で18年ぶりのリーグ優勝を果たした03年。星野監督が宙を舞った
つなぎを打線に求めた2003年
強力な
阪神打線を形容するときに登場するのが「ダイナマイト打線」の名称だ。星野仙一監督の下、18年ぶりに優勝を果たした2003年は「第3次ダイナマイト打線」と呼ばれた。
野村克也監督の後を継いだ星野監督は1年目の02年に4位。オフに強烈なテコ入れに着手し、
広島からFAで獲得した金本知憲を三番に据える。期待は豪打だけではない。二番には
赤星憲広を入れ、一塁に出れば二盗を狙う。三番は制約がかかる難しい打順となるが、金本には稀有(けう)な特長があった。1002打席連続で無併殺という日本記録を保持。強攻で好機を広げることができた。
金本という「核」が決まった。あとは前後をどう並べていくか。一番打者は
今岡誠(現真訪)。前年は赤星とほぼ2人で務めたが出塁率が高く、一発もある今岡が固定となった。「天才」と呼ばれる打撃技術を持つ今岡の起用は大ヒットする。打率.340で首位打者に輝いて大ブレーク。出塁率はキャリア最高の.374と一番打者として文句なしだった。
二番の赤星はつなぎ役であり・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン