就任1年目からリーグ3連覇。福岡移転後初となるV3の偉業へと導いた指揮官は、連覇を果たしたチームを一度、壊して新しくつくり直すことから着手した。選手との距離感、柔軟な発想……3年目の指揮官の変化が「常勝軍団」を築き上げた。 文=小畑大悟(西日本新聞社) 写真=湯浅芳昭 
ペナントを手に地元・福岡のファンに優勝を報告した小久保裕紀監督とナイン
一度、壊して新しいチームをつくる
球団が生まれた大阪の地でその瞬間は訪れた。9月17日の
オリックス戦(京セラドーム)を逆転勝ちで飾り、破竹の9連勝で福岡移転後初となるリーグ3連覇。苦楽をともにした選手たちの手で小久保裕紀監督が7度、宙に舞った。「2月のキャンプからパ・リーグ3連覇を目標にしてやってきた。ここ大阪を本拠地としていたホークスが福岡に移転してから成し得ていなかった3連覇を達成することができて感無量です」と興奮気味に語った。
昨年10月30日。5年ぶりの日本一に輝いた瞬間から指揮官の頭はV3に向かっていた。表彰式が始まる前、甲子園の三塁側ベンチ前で
城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO)に語りかけた。「ジョー、新しいチームをつくるぞ。今年と同じことをしていても勝てない」。
小久保監督は・・・
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