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2026ドラフト特集 注目選手クローズアップ【大学生編】

青学大・渡部海(捕手)&鈴木泰成(投手) 栄冠と試練の4年間 ドラフト1位を目指す大学No.1バッテリー

 

2026年ドラフトも青学大が話題の中心になりそうだ。23年は広島・常廣羽也斗、阪神・下村海翔、24年はロッテ・西川史礁、広島・佐々木泰、そして25年は中日・中西聖輝、DeNA・小田康一郎と、同一チームから2人の1位指名を受けた。26年は155キロ右腕と、1年春から不動の司令塔が、1位入札候補に挙がる。4年連続での偉業が近づいている。
取材・文=小川誠志 写真=矢野寿明

「大学No.1」の評価を欲しいままにしてきた鈴木[左]と渡部[右]。神奈川県相模原市内にある活動拠点[写真]での努力の結晶だ


「勝てる捕手」を証明


 東都大学一部リーグ戦6連覇、そして4度の大学日本一。青学大で数々の栄光をつかみ取り、国際試合でも活躍した渡部海、鈴木泰成。9月14日、ともにプロ志望届を提出した。世代No.1バッテリーが10月22日、1位指名を待つ。

 青学大は2023年に常廣羽也斗(広島)、下村海翔(阪神)、24年に西川史礁(ロッテ)、佐々木泰(広島)、25年に中西聖輝(中日)、小田康一郎(DeNA)と3年連続でドラフト1位を2人ずつ輩出してきた。同一チームから2年連続、3年連続での複数選手のドラフト1位指名はそれまでなかった。今年も渡部、鈴木が1位候補と見られており「4年連続1位指名2人」の期待が高まる。

 渡部は強肩と巧みなインサイドワーク、勝負強いバッティングで「勝てる捕手」として注目を浴びている。小学1年から学童野球チームへ入り、中学時代は住吉ボーイズでプレー。阪神、楽天、巨人でプレー経験のある中谷仁監督の指導を受けたいという思いから、智弁和歌山高へ進学した。2年夏には、1学年先輩・中西とのバッテリーで全国制覇を達成。高校通算本塁打は38本。青学大へ進学後は1年春の開幕戦から先発マスクをかぶり、リーグ戦6連覇、4度の大学日本一に貢献。大学2年生だった24年、チームは大学タイトル4冠(春、秋のリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)に輝いた。ベストナインを5度受賞し、2年秋にはMVPも獲得。リーグ戦通算本塁打は10本を超える。U-15代表、U-18代表、大学代表と各世代で侍ジャパンに選ばれ、日の丸を背負ってきた。

 自身の野球選手としての一番のアピールポイントを聞くと、渡部はこう答える。

「同世代の捕手の中で、自分はチームを勝たせられる捕手であるという、そこは誰にも負けていないと思っています。チームを勝たせるために、守備面もバッティング面も、もっと成長していきたい」

 目指す理想像は「投手から信頼される捕手」だ。「信頼されるには、日々の積み重ねだと思うので、投手の方々に『渡部に受けてもらいたい』と思ってもらえるぐらいの取り組みが大事だと思います」と努力を重ねてきた。

 青学大へ進学後は1年春から正捕手の座をつかみ、その秋のドラフトでプロの世界へ進む常廣、下村らとバッテリーを組んでリーグ優勝、全日本大学選手権優勝に貢献。前年まで正捕手を務めていた3学年先輩の佐藤英雄(現ハヤテ)から勝ち取った正捕手の座だった。1年の春を渡部は振り返って言う。

「あのころは本当に必死でした。使ってもらう以上は、恥ずかしいプレーはできないので……。必死に、先輩に迷惑をかけないように、というのは意識してやっていました。自分は技術的にはまだまだだったので、自分自身のスキルアップと、あとは、やっぱり受ける以上は自分も引っ張らないと、と思っていたので、投手陣といろいろな話もしましたし、自分からも積極的にコミュニケーションというか、自分はこう思いますっていうのは、言うようにはしていました」

 現役時代は投手として金沢高、青学大、東芝とアマのトップレベルでプレーしてきた青学大・中野真博コーチは・・・

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