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【休部&廃部の現実】パナソニック・柿本晟弥(投手) 指名漏れから大本命に「速い球よりも質で勝負しています」

 

社会人の名門・パナソニックは今季限りでの休部を発表している。そんなチームを休部前最後の日本選手権へと導いたのが大卒2年目右腕だ。東洋大時代''社会人の名門・パナソニックは今季限りでの休部を発表している。そんなチームを休部前最後の日本選手権へと導いたのが大卒2年目右腕だ。東洋大時代にプロを志すも、当時は指名漏れを経験。それから2年、ゲームメーク能力に長ける即戦力投手へと成長した。
取材・文=小中翔太 写真=太田裕史

パナソニック・柿本晟弥


最後の全国大会へ


 持ち味を発揮できたらどうなるか。調子の上がらない日にどれだけ粘れるか。今年限りでの休部が決まっているパナソニックのエース・柿本晟弥が日本選手権の近畿地区予選でそれを証明した。

 パナソニック野球部の休部が発表されたのは昨年12月8日。1950年に軟式の松下電器野球部として創部され、52年に硬式野球部へ移行。以来、都市対抗は歴代2位、日本選手権では歴代最多の出場回数を誇り、2000年、05年と2度の日本選手権制覇を果たしている。福本豊(元阪急)、加藤秀司(元阪急ほか)ら多くのプロ野球選手も輩出してきた名門の休部の知らせは、社会人にとどまらず野球界全体に大きな衝撃を与えた。

 休部前最後の大会出場を目指す、9月21日の三菱重工West戦。先発した柿本は8回3安打1失点と好投。9奪三振、無四球という抜群の内容だった。

 きれいな回転の快速球は最速150キロオーバー、140キロ台後半をコンスタントに計測する。押せるだけの球威を持ちながら最大の武器は・・・

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