日本プロ野球最高峰の戦い、日本シリーズ──。2026年もついにこの季節が訪れた。4勝先取という絶対的なレギュレーションの下、数多の伝説が産み落とされてきた戦いの中で、“3勝3敗”で最終戦に突入したのはこれまでに22度。日本一の座をかけた至高の激闘と言える“3勝3敗のキセキ”を振り返っていく。 
前年に続く西武との7試合の激闘は、この年はヤクルトが制して15年ぶりの日本一に
【1993年(平成5年)】ヤクルト 4勝 - 3勝 西武
前年、西武との激闘の末に日本一を逃したヤクルトが、再び同じ相手との決戦に臨んだ。今度はヤクルトが第4戦までに3勝1敗とし、日本一に王手。しかし、西武も3連覇中の王者の意地を見せ、第5、6戦を連勝する。ヤクルトがあと1勝に迫りながら足踏みしたことで、2年連続で第7戦までもつれる展開となった。西武球場で迎えた最後の一戦は、初回から両軍の四番が打ち合った。
先制したのはヤクルト。
広沢克己が3ランを放ち・・・
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