ドライチの称号は毎年12人にしか与えられない。球団からの最大級の評価であり、選手にはこれ以上ない名誉だろう。 取材・文=菊田康彦 写真=藤井勝治 
国立大の理工学部出身。東京ガスでも徹底的に考えて社会人No.1の外野手へと成長を遂げた
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「
ヤクルトから1位の指名を受けて、一番高い評価をしてもらえたことを素直にうれしく思います」
指名からおよそ1時間。やや緊張した面持ちで会見場に姿を見せた
藤澤涼介は、そう言うと初めて表情を緩めた。
「佐野日大までは基礎を積んで、横浜国立大から東京ガスに入って考える野球を学んだ」
ここまでの自身の野球人生を、そう振り返る。佐野日大高では主将を務めた3年時、新型コロナウイルスの感染拡大により夏の甲子園はもちろん、その出場校を決める地方大会までが中止となった。高校球児なら誰もが夢見る舞台への最後の挑戦権を絶たれ、その無念を勉学にぶつけた。
進学した横浜国大では・・・
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