ドライチの称号は毎年12人にしか与えられない。球団からの最大級の評価であり、選手にはこれ以上ない名誉だろう。 取材・文=杉園昌之 写真=井田新輔 
広島に1位指名された山里宝に続く1位指名。亜大から2人の1位選手が誕生するのは初めてだった
西口文也監督と対面 即戦力を力強く宣言
時計の針が17時を指すと、腰掛けていたイスで189cmの背筋をピンと伸ばした。亜大のエース・
川尻啓人が心の中で待っていたのは1位指名。緊張で強張った顔がほぐれたのは、1巡目が終わりに近づいたころだった。
「
西武から呼ばれるとは思っていなかったので不意を突かれた感じでしたが、1位は本当にうれしいです。今はホッとしています」
率直な感想には実感がこもる。単独指名から約2時間半後には、西武の
西口文也監督と亜大・武蔵野キャンパスで直接対面。いち早く指名あいさつに訪れた指揮官からは、さっそく期待の言葉を掛けられた。
「今年、No.1の剛球投手だと思っている。スケールの大きさに惚れ込んだ。1年目から(新人王など)狙えるものは狙ってほしい」
肩を抱いて褒めてくれたのは・・・
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