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第94回全国高校野球選手権大会

桐光学園高・松井が甲子園新記録の22奪三振

 

 開幕前から「神奈川のドクターK」は評判だった。桐光学園高の2年生左腕・松井裕樹。全国49地区で最多190校の頂点に立った神奈川県大会では、46回0/3で68個の三振を記録していた。

 8月9日。30度を超す炎天下のマウンドで、ピンチらしいピンチは一度しか訪れなかった。桐光学園高・野呂雅之監督からの「打順は関係なく、目の前の打者に対して全力で行くように」との指示を忠実に守る。

 初回からエンジン全開だ。1回表、先頭打者は3球連続のタテのスライダーで見逃し三振。バットを一度も振らせなかったというより、手が出ない。同じ腕の振りから来る最速147キロの直球と・・・

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